尖らなきゃ
ブランディングってよく言うけど、ブランドって、やっぱり商品から始まるものだと思います。
あのユニクロだって、今から20年前、僕の近所の路面店で閑古鳥が鳴いてたのに、フリース一発で、世界のユニクロにまで上り詰めたものだし、アップルも結局はパソコンではなくiPhoneとiPadで存在を世界に知らしめた様なものですから。
つまり、ここは何?っていうのがないとブランディングは始まらない。
エルメスも時計や宝飾、スカーフとかの雑貨があっても、やっぱり革製品を使ったバーキンを筆頭にした鞄が象徴だし、カルティエも色々、時計やカバンや小物があっても、強いのは宝石だし、モンブランも鞄とかあっても、やっぱり万年筆。ヴィトンは、何て言ってもモノグラムを中心とした鞄。
宝石のAHKAHも、あの重ね付けしやすい華奢なネックレスだし、ベルシオラはバゲットカット、アガットはアンティークを彷彿とさせるデザインリング、ブライトリングはミリタリー系だし、ロレックスは、やっぱりディトナを始めとするスポーツ系。
皆、個性と特徴(象徴的)のある商品を持っているものです。
昔ながらの食堂で食券を買ってカレーやカツ丼と同列に並ぶラーメンを美味しいと感じない様に、ラーメン二郎や博多一風堂の様な特徴がないと、何屋か見えないものです。
うちの特徴ある商品は何でしょうか?
商圏には2万人、3万人と人は住んでいます。
商圏が縮小、人口激減と言えども、その中の何人が自店で年間に商品を購買しているのでしょうか?
所詮、メガネでも1000人、2000人、3000人ぐらいでしょ。
その他の19000人は、動いてないのですからね。
もっと尖らなきゃ。