反感
久しぶりにSMAPSMAPの番組を見ていた。
その番組の中で、女性のアンケートで多い方を答えるクイズみたいなコーナーがあった。
何気なく見ていたので正確ではないが、内容的には「あなたがよく当たるという占い師に恋愛の相談をしたら、その占い師から彼氏と別れなさいと言われた。その場合、あなたは別れようと思いますか?それとも恋愛を続けますか?」というものだった。
それの多い回答を当てるクイズだったのだが、アンケートでは70%の人が、別れずに恋愛を続けるという答えだった。
当たり前である。
ロミオとジュリエットではないが、人の感情は理屈では覆せない。
理屈は理屈で、感情は感情でが原則である。
よく、メガネのイベントの中でオシャレ相談会というものがあるのだが、そこで理屈の固まりであるファッションコーディネートの先生が、お客様が付けていらっしゃるメガネを否定してしまう場合がある。
確かに、先生は間違った事を言っていない。でも、そのお客様が、それを好きで買っていた場合、感情を否定してしまう事になる。その瞬間、人は自分の感情を正当化しようとする生き物であるので、完全に敵になってしまう。
そうなると顔では、笑っていても「この人から買いたくない!」となってしまうのだ。
良かれと思って、人が好きでやっている事や、持っている物を否定するなら、嫌われてもよいという覚悟を持って伝えないと正しくても反感を買ってしまう。
これは対お客様への接し方。部下への接し方も注意した方が良い。