想い
久しぶりのブログ更新です。
オリンピックに夢中になってスッカリ忘れてしまっていた訳ではありませんが、SMAPのMOMENTが毎日の様に流れる中、女子バレーボールが、まさか勝てるとは思わなかったし、逆転して勝ったフェンシングも、メダルラッシュのレスリングやミドル級で金メダルを取ったボクシングも凄く感動して見ていた。
世間はお盆休み。先日の金曜日も東京からの新幹線で帰りのチケットが取れず、どうしようかと思うぐらい人の山だったのですが、帰省される人の輝いた顔は見ていて良いですね。楽しさが充満しているっていうか、テンションが高いっていうか、関係ないこっちまでワクワクして来ます。
でも、現実は、明日も明後日も、その次の日も仕事、仕事でございます。
モノは出来る限り「安売りはしたくない」ものです。
確かに、安売りは売れます。売れるから簡単に実績が上がります。
だから癖になります。そして、それが会社の体質として染み込んでしまい、考えて販売する事を徐々に放棄してしまう危険性があります。
でも、それを否定している訳ではありません。集客には、安売りが必要なのかも知れませんが、それ以外にも商売にチャレンジしなければ、高額を購買しようと思う客層を逃してしまうので、いつまでも専門店の体質が出来上がらないのです。
高額品を購買される人は、基本的に情報を持っています。
友達や知人から情報を教えて貰ったり、色々、雑誌やネットで調べたり、その販売員とかの人やお店についてたりと、何らかの理由があります。
だから、この層は一筋縄では行きません。釣りゲームとかで例えると失礼かも知れませんが、ボスクラスの魚なのでエサ巻いてホイッって釣れる様なら誰も苦労しません。
しっかりと計画を立てて、1回だけの購買ではなく、将来を見据えて進めて行く必要があるのです。
ちょっと角度を変えて見て見ると、仮に僕らが、現場でお客様に接客をしているとします。
その時に12万円の商品を値引き強要されて10万円だったら売れると判れば、売ってしまいがちです。
しかし、それをモノ造りの立場で見ると、この商品を造った過程、何度も何度もデザインに沿った形で商品が出来ず、苦労した日々。やっと完成した時に、これを付けるお客様を想像して喜んだ時間。
そういうものが見えてくると、安易に値引きして売ろうとは思えません。
商品も現場に出すまでに、何人の人が検品をして値札を付け、想いを考えたりしているかと思えば、販売側が勝手に売れるからと値下げをして売るという中途半端な事は出来ません。
そういう想いの現場への浸透が、本当に強い専門店を形成していくのであって、逆に真の意味で、自店の顧客を作り上げて行く事に繋がるのではないかと思います。
想いが重要だって、何かオリンピックを見て感じていました。
さぁ~明日からブログもキッチリと再開しようっと。