魚を食べると~
先日、ご支援先に連れられて焼肉を頂いた。
凄く美味しかったのだが、胃がもたれた。(年である)
本日は、ご支援先で鰻を頂いた。
凄く美味しかったのにも関わらず、胃はもたれなかった。
どうでも良い話だが、もともと日本人は、肉を食べる文化でなく魚を食べてきて長寿大国になった。
肉食は仏教で禁じられていたのと、秀吉の時も農民出身であったので、運搬に使う牛や豚を食べられたら、たまったものじゃないと思ったのかどうか判らないが禁止されていた。
肉の文化は、やはり江戸時代のアメリカからペリーが日本にやってきた頃である。
彼は食料を日本に要求し「鶏200羽と牛60頭をよこすように」と言ったそうだ。ところが幕府の役人は、肉を食べる文化がないので「なぜ?船の中で耕作でもされるのか?」と答えたそうだ。
つまり、本格的に肉を食べ出したのは、江戸時代後半で、鶏も明治以降、焼き鳥は大正12年以降という歴史しかないのだそうだ。
基本、魚は変温動物で海水の温度環境に体温が均衡して冷たい水の中でも生きれるため、かなり低温でも脂が固まらないようにできている。
そのために魚の脂にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった高度不飽和脂肪酸が含まれていて、それが人間の体の中でも血液の流れをスムーズにする働きをしてくれるものだ。
それに対して肉というのは、牛でも豚でも体温は大体35度から40度くらいでないと生きられず、5度も低い体温が続けば生存は困難な為、常温で脂肪が固まってしまう。
様は、胃がもたれるのは、肉の脂肪が、体の中で固まって溶けずにお腹の中で待機しているのだ。
ひとえに、溶けやすさは、魚、豚、鳥、牛の順になると言われていて、生物の体温と同等の順になっているらしい。
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さてさて、だから何なのだ?
という話になるのだが、僕ら中小の専門店は、常に魚の油の様に、ドンドン溶け込ませる力が求められる。
様々な情報を常に液状にする事である。
溶け込ませないと、体の中で流していくようにしなければ道理に反してしまう。
人間の大半は水。地球の大半も水。
そして水は実験によって証明されているが、良い言葉をかけると良い水の結晶ができて、悪い言葉をかけると汚れた結晶が出来るらしい。
波動とか気を入れるとか難しい話は判らないが、人間にしても情報にしても、悪く考えれば悪い液状が出来てしまう。
自分の体に合っているものを、上手く取り込んで、そして前向きに考えていくこと。
どう捉えるか?
その心がけ次第で、溶け込めるものは、毒にも薬にもなる。