時流の一つ
本日は、大手宝飾ボランタリーチェーンの講演をしていました。
世の中が激動していく中、今後の宝飾店としての進み方をお伝えしました。
神田昌典さんの著書に詳しく書かれているのだが、戦後、焼け野原になり、今まであったもの全てを失なったなかから、モノ作りが始まり、本田様、松下様、井深様と暮らしを少しでも良くしたいという志を持った時代の先駆者が動き出した。
そして、そのモノが出来るとそれを広げる中内様、堤様、岡田様、伊藤様というアメリカチェーンストア理論を基に各地にSCというものを作り出した。
そして、モノが一通り広がると、同じモノでも価格や品質、サービスと比較される為、そこで価値を上げる人が出てくる。それがコンサルタントであったり、コピーライターであったりする。これが一巡すると従来の価値観を壊し出す人が出てくる。その最たるものがネット社会だ。
今まで、僕らは宝飾を売るのにも、人が人に販売する以上、教育が肝心だと思い、時間と経費をかけてきた。物販である以上、そこは投資として惜しまないところだった。
しかし、ネット世界では、人の力をスパッと排除された。
次に、少しでも商圏内における売場シェア率を上げようと、郊外に100坪クラスの店舗を作ったりしても、その規模もネットの世界では全く関係ない。画像を沢山載せればそれだけで済む。
従来の常識、従来の価値基準を真っ向からひっくり返される、そういう世界にとって変わる時代である。
どんな時代においても、その時代のサイクルにおいてゲームのルールを変えたモノのみが時代を握る事が出来る。
つまり、同じ戦略で戦っても、その時代の主導権は握れないのだ。
そして次の時代の芽は出てくる。
次の時代の特徴は、従来の価値基準を壊すぐらいだから、もう一度モノづくりに戻るのか、リアルでないと出来ない事の訴求だ。
(ヨーロッパは産業革命後、同じ様にモノづくりに戻り、ヴィトンやエルメス、シャネル等々、アパレルブランドやBMWやベンツの様に世界各国にモノを提供する形になった)
世の中、全員がネットでモノを買うわけがない。いづれ、この世界も衰退を向かえる。
リアルだから出来ること。そこには信頼と安心、そして人とのコミュニケーションが存在している。
自店は、一体、何が出来るのでしょうか?
明日は、宝飾店、10億円の売上を作るためのセミナーです。