ベルギー日記第3弾
今日は金環日食。目覚ましを7時にセットして準備万端。
目覚ましテレビの中継を見て終わった。
明日は、都市伝説の日。「5.22ぐ~らぐら」と東京で大地震が起こるとネットを中心に噂が立った。中には明日から公開されるスカイツリーが大爆発するという訳の判らないものもある。本当かどうかは、凡人の僕には全く判らないけど、昨年の震災後に始まった、この手の「狼少年的噂」みたいで何か嫌な感じだなぁ~。
さてさて、なかなか更新できなかったブログ(日記?)を続けます。
忘れた頃にベルギー日記第三弾。
アントワープにはアントワープ王立芸術アカデミーという、ファッションの専門学校がある。世界的に見てアントワープがファッションの街として注目されたのは、この専門学校を卒業した学生6人が、1985年と1986年にロンドンの「ブリティッシュ・デザイナーズ・ショー」に参加し、注目されたところから始まる。このショーに参加したのは、後に「アントワープの6人衆」と称される次の天才デザイナー。
・ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)
・アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)
・マリナ・イー(Marina Yee)
・ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)
・ディルク・ヴァン・セーヌ(Dirk Van Saene)
・ディルク・ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)
その結果、アントワープ卒というだけで世界のアパレル、小売店が注目しているブランドであるが、やはり注目されるのはドリスだろう。
その本店がこれである。
価格は結構高い。でも、日本の青山にもドリスの店舗はあるが、そこで買うよりも半額以下になっている。
僕は、当然、そんなお金もないので皆さんが洋服を見られている間、外で街の雰囲気を眺めていたのだが、さすがに若者はオシャレに感じる。
日本の様なティストがメチャクチャで、ジャージを着て外を歩いている様な人間もいない。
目の前を颯爽と自転車で通り過ぎていく姿は、まるで映画の1コマの様に写った。ng=”EN-US”>
皆、夢や希望を持って旅立っている。
「ワンピース」という漫画も少年だけでなく大人の心を打つのも、「冒険」という心を誰もが、どこかに持っているからだろう。
出航していく船には前途多難が待ち構えている。目的地に辿り着ける保証なんてどこにもない。でも、そのリスクを恐れて、ただ船を見ているだけでは、冒険は一切始まらないが、出航したモノ達は確実に前に進んでいることだけは確かだ。
漫画の中にも出てくるが、そのワンピース(ひとつなぎの財宝)の答えを知っている老人レイリーが主人公に、その先に何があるかを伝えようとした時、それを拒否する一話があるのだが、目的地だけ知りたければ飛行機で行けばそれで済む。でも、それだと冒険とは言えず、仲間や友情もなく、何でもない物語である。こんなにつまらないものはない。そこには、その間に起こる過程がないからであって、それが最も大切な部分であるのを誰もが知っているからだ。
商売も、そういうものかも知れない。どこを目指しているのかは個店によって変わってくるが、そこの過程で、当然、様々なトラブルが起こったりする。
それを解決しながら前に進んでいくからこそ、商売をしているという実感が沸くのである。
お金儲けだけを狙うなら、宝くじを買ったり、ディトレーダーやどこかに投資でもして、お金の出し入れをしていれば良い。
僕らは、冒険に出ている。だからトラブルはつきものなのだ。