儲かる仕組み
本日は、静岡のご支援先から東京へ向かう道中で、久しぶりにマックが食べたくなり、寄って見ました。
折角なので、効率の良い選択をしてやろうと思い、メニューを見ながら頭を回転させます。マックで最も原価率が高いのはソフトクリームですが、寒いのでパス。次に高いのはハンバーガーだけど、2つ買う勇気はない。基本的に、ポテトのSサイズの原価が15円から20円で、コーラーとかの炭酸ドリンクだと約8円ぐらいだと本に書かれていました。
しかし、メニューに記載されているほとんどはセットで店員さんは、ニコニコ笑いながら、期間限定のブロードウエイバーガーのセットを勧めて来ます。
しばらく沈黙していると「サッパリ感が絶妙ですよ!」と早く決めるように煽って来ます。微妙な時間が流れ、後ろのオバサンに咳き込まれた為、よく判らないチキンフィレオセットを頼んでしまいました。
何で、ハンバーガーを食べたかったのに、肉じゃなく鳥やねん!!と自問自答しながら悶々としていました。
そんな事を考えていると、ファミレスのドリンクバーも250円ぐらい取るのも納得できなくなって来ます。
蛇口が2つもあって、一つは原液、もう一つは、ただの水です。それに氷を入れると、ほぼ原価は掛かっていません。それに完全にセルフで、飲んでも2杯から3杯なので、丸々儲けという仕組みです。
しゃぶしゃぶ食べ放題の店も同様に、100gで原価70円ぐらいだとすると、元を取ろうと思えば、一体、何キロ食べないとダメなのだろう。
バイキングも一人、平均3皿として、それで2000円で利益が丸々出るシステムで動いていたり、朝のホテルのバイキングも同じシステム。それに、餃子の●将の餃子(中国だと1人前60円)、生鮮野菜の隣にあるレトルト味付けパック、居酒屋のサワー系、映画館のポップコーンやコーラー、観光名所には必ずある意味不明なキーホルダー、そして眼鏡のワンプライス選べるレンズショップの1.74超薄型レンズ(ほとんど選ばれない)等々。
必ずシステムでの、心理作戦や、関連的な収益商品が潜んでいると列挙しているうちに、東京に付いてしまいました。
まぁ~否定している訳ではなく、逆に関心して
いるのですが、そういう、粗利戦略で業態を作る必要が商売の醍醐味でもあるのです。
戦略なく、動線やマグネットポイントも考えず、取りあえず商品を置いているだけでは、絶対に儲かりませんよね。