クリスマス傾向
今年のクリスマスにおけるジュエリー販売における傾向は、出だしが非常に悪かった感がありますが、ようやく先週ぐらいから動きが出てきました。
まず、催事を展開していた店舗は、高単価商品が売れ、集客人数は少なくても全体の催事売上は、2日間で6000万円や8000万円、1億円を超えている実績を上げていたりするので問題はありませんが、店頭における需要は、まだまだ少ない模様。
特に、男性の1人でのギフト購買が少なく、家族での来店が目立ち、1万円から2万円の商材でなく、5万円から10万円ラインです。
宝飾業界における絆（つながり愛）キャンペーンを実施している店舗やサンクスデイズ、ＤＴＣラインでは、ここに当てる商品が明確な為、10万円代にまで持って行けているのですが、キャンペーン企画のない店舗は、単価の下落というよりも商品回転自体が難しく、冷や汗ものです。
それに対して、ブライダルは相変わらず好調で、札幌にオープンした某ブライダルショップも、大きな告知もせず1日で480万円の売上を上げているだけでなく、ご支援先の店舗のブライダルが動いている事、そして百貨店で展開しているチェーン店でもブライダルにおける実績がメチャクチャ上がっているのだそうです。
今年は震災もあり、大切な人との絆が見直され、今までプロポーズしていなかった男性も、結婚に踏み切る機会が多いのでしょうね。（京都出身の倖田來未さんも婚約してましたしね）
またペアリングも百貨店を中心に動いています。従来はショッピングセンターでの購買が多かったのが、格式の高い百貨店での購買へとシフトし始めた模様。
但し、ＳＣの中でもイオンや三井、住友、東京建物が展開している超巨大モールに入店している宝飾店では、百貨店と同様に、ペアリングやブランダルの売上が顕著に上がっています。それでも、一部ブランドは動くのですが、全体的に単価は低くブライダルのエンゲージで20万円、ペアリングで5万円ぐらいです）
問題のファッションジュエリーですが、1万円、2万円が、ようやく動き出してもデザインは定番ラインです。
従来の3万円から5万円ラインの売れ筋商品がＫ10の素材変えで売れている模様。
メガネは、更に激動の11月を迎え、まだ立ち上がりが悪いまま12月の商戦の半分まで来ています。
タイのアユタカにおける洪水で大打撃を受けたＨＯＹＡも今月25日を皮切りに復活するのですが、まだレンズの混乱は続いている模様。
また、日本海側の店舗が、苦戦したと、どうでも中途半端な統計があるのですが、専門店の中でも勝ち組と負け組みが明確に分かれて来ています。
勝ち組は、やはり累進が取れている店舗です。
レンズにおける単価が、ある程度確保できることと、累進が顕著に動き出しています。
また、フレームも他店（チェーン店を含む）で展開されていない商圏内取り扱いブランドフレームを再来のお客様へ、しっかりと提案出来ている店舗の売上は落ちていません。
当たり前の話ですが、提案の価値の魅せ方で単価が大きく変動され、売上の幅も80%から150％の間で推移しそうです。
一般的には、主な要因は、やはり客数の低下でしょう。
客単価を上げれるイベントを実施された店舗は、宝石と同様に実績は悪くないのですが、通常店舗販売における専門店では、客数低下に客単価下落とダブルパンチで苦戦している感が出ています。
キーは再来を一挙に動かす事です。
一部、大手ボランタリーチェーン店でも、脱会が増え出して来ていますが、本当の意味における仲間の価値観が重要視されてくると思われます。
まだ、12月も終わっていません。明日から大詰めに入ります。
宝石も、今まで動かなかった層も一挙に23日と24日に今年は集中します。
メガネは、年末というよりも1月の年始から動き出す傾向が強く出ています。
しっかりと、準備を整えて、頑張ってください。
