徳島巡り
淡路島に到着した瞬間「先生、今から旅に出て良いですか?」という言葉を発するや否や、車は、そのまま徳島まで直行。
えっ!今、バスから降りた事なのですが・・・・
理由は、徳島にお店を来年早々に新規出店しようとしている物件の確認なのですが、結構、淡路島から徳島は近いものですね。
眉山(どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたといわれる。徳島市のシンボル的存在)に迎えられ、まずは駅前からの探索です。
関係ない話ですが、徳島の人は、この山を見て育ち、常に心の故郷になっているのしょうね。
徳島と言えば、毎年クリスマスにおける宝石のプレゼント価格が全国NO1であり、徳島には凄い宝石と時計の店が凄い競争を繰り広げています。
(ちなみに、全国で最も価格が安い県は隣の高知だそうです)
ビックリしたのは、誰も通らない真っ暗な駅の外れにある商店街の中に、超巨大な宝石や時計のブランドを揃えたH店があり、その近所にも、また同じ様な店舗をI店が構えています。車で少し走ればP店が空港近くにあり、そのどれもが立地が、とても良いとは思えません。
でも、その徳島という市の近辺には、全国でも有数な超巨大ブランド専門店が存在しているのです。
徳島の人に聞くと、車で40分は、都会の人が、ちょっとそこまでタバコを買いにコンビニへ行く感覚と同じだそうです。
その為、駅前だろうと、場所が離れた郊外だろうと、商圏は気にならない為、「こんな場所に!」という専門店が繁盛しているパターンが多いとか・・・・
メガネ店も、「えっ!」と思える場所に、有名なKメガネ店があったりと驚きの連続です。
何せ、公務員比率と医者比率も高く、学校も徳大があったり、超巨大県庁が存在していたりと、閉鎖でありながら、実は恵まれた土地柄なのかも知れません。
そんな徳島巡りをしながら、目的は新たな出店場所の判断です。
その目的候補の一つは、徳島市中心部から距離にして約7 – 8km。徳島県の北東部の町(藍住町)です。
ここは、南北に二つのバイパスが完成し、特に東西を走る徳島県道29号徳島環状線(徳島環状道路)沿いの大型店舗の立地が著しいところです。
そして何と、人口縮小化の流れの中で、2005年から2035年にかけて人口が増加すると推計される市町村は四国に2つしかなく、その一つでもあります。
それを大型施設が見逃す筈がありません。
早速、先月の末に「夢タウン徳島」250億から300億程度は十分に見込める。ができ、一気に商業街に変貌しました。
高松の夢タウンの中にも支援先があり、三田のアウトレットモールも状況が良く判るので、そのトライアングル上に作られたイメージです。
館内は平日と言えども、沢山の人がおられ、今まで不動のNO1商業施設であったフジグラン(当時200億程度)も一気に縮小に向かっていると思える程、中身は明らかでした。
「店は立地を越えない」
どんなに良いと思える店舗でも、立地が何よりも優先されるという意味ですが、前半に書いた超巨大専門店を除き、通常の店であれば、絶対に少しでも人数が多く集まるところで、発展性があるところに出した方が売上は作れます。(人がいる場所にモノを置くと売れる)
そして検討していた立地は、まさに最高の立地。この物件以外、考えられないと思える代物でした。
きっと、ここで2億は作れるでしょう。(市内でも2億近く実績が作れている為)
そういう勘だけは、今まで外した事がないので自信を持って太鼓判を押して帰りました。