心は折れない事です
10月31日の段階で世界の人口は70億人に到達したそうだ。
日本は、ドンドンと人が少なくなる中、海外では子供が生まれている。
中国にGDPが抜かれたとか、何とか言っているが、そんなのは人数の規模がそもそも違うのだから、当たり前である。
市場は人が沢山いるところに生まれる。人がいれば食物が必要になりモノを買う為、需要があがる。
そもそも日本が伸びた理由は簡単だ。人口が2006年をピークに戦後ベビーブームを含め急激に伸びたからだ。
人が少なくなり、全体の高齢化が進みだした段階で、景気が伸びないと言っても当たり前の話である。(そもそも論である)
それに今後TPPで関税が撤廃されれば、海外食物や製品等々(アメリカ)がドット押し寄せる。小さな優秀でお金持ちな島国は一気に占領されてしまう事だろう。
日本は福島原発2号機の核分裂から臨界の可能性が出ていると今朝報道があった。
半減期はキセノン133が約5日、キセノン135が約9時間と短い事からも、本当に今も臨界している可能性が高い。想像は出来なかったのだろうか????
NYダウが大幅な下落を起こし、ギリシャでは、ユーロをメルトダウンさせる可能性が高くなって来ている。これはギリシャ一つの国の破綻でなく、ユーロ自体の危機である。
それもこれもギリシャのパパンドレウ首相さんが10月31日に救済パッケージの是非をお国民投票と議会での信任投票で判断すると呼び掛けたことから、欧州の救済策が頓挫してしまったからだ。
確かに、救済の政策が施行されると、国家主権は失われるだろうから、憲法も変わる。要は、会社で言うと民事再生というよりも会社更生みたいな感じだ。しかし、国が潰れるか潰れないかの瀬戸際では、国民の前に政府の問題で、立て直す義務がある筈だ。
潰れそうになったからと言って、会社の社長が、社員を集めて、どうするか多数決を取ろうと言ってる段階で終わっている。
そういう事を感じながら、本日は博多までメガネのメーカーさんが集まる展示会での講演に向かいました。
先月は、IOFTでの講演、本日は博多のメガネ展示会での講演、来週は名古屋のメガネ展示会での講演と、多分、そこら中に僕がいるので、知っている人はビックリされると思います。
ただ、僕は自分から出たくて、アピールしたくて、どれもに出演している訳でなく、全部、頼まれたからですが・・・・でも、会場に沢山来られたお客様の中には、昔、凄くお世話になったお客様や、「ずっとお会いしたかったです!」と言って下さるお客様や、日頃、お世話になっているお客様も含めて、皆さんに会える事が何よりの楽しみですので、本当に、こういう場を作ってくださったメーカー様に心底感謝しております。
来年は韓国で講演出来るかも・・・・
さてさて、とは言っても、今、業界はタイの大洪水問題で大変です。
大きなレンズメーカーさんが機能しなくなってしまったからです。
その為、今まで即日にお渡し45分とかやっていたところも、メーカーさんでのレンズの製造が追いつかず2週間待ち、3週間待ちになって、キャンセルが続出しているという報告もあります。
これが落ち着くのも来年の春頃まではかかると思われますので、皆さん必死で様々なレンズメーカーさんと掛け合っているのが現状です。
こんな時に、精神論で
「売上が悪いと周りの環境のせいにすると不満になって、自分で工夫をしてやろうと思えば出番になる」
という様な話をしても「タイの洪水が問題なんじゃ!」と言われたら「その通りですよねぇ~」としか言えないです。
でも、よく言われる様に、国が本当に亡びるのは、お金や飢饉ではなく、その国における「道徳心」を失ってしまった時だと。
日本は核爆弾を落とされ、無条件降伏と憲法を変えられメチャクチャにされても、滅びなかったのは、天皇という象徴があり、その国の持つ道徳心を失わなかったからだと思います。
どんな状況でも、心は決して折れない事です。
自分の出番が、自分達の力が発揮されるチャンスが来たと思って頑張りましょう。