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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

最近、皆さん、何故か僕の体調を気遣って頂けます。

そんな忙しくしてないのに、忙しく見えるのかな?

それか疲れが顔に出ているのかな?

確かに、昨日は、パソコンが急にぶっ壊れ、今日は新幹線が人身事故を起こし、東京まで5時間も掛かりと、東北大震災や台風と、その中に遭遇する機会が多いのも、きっと厄年だからでしょうね。

さてさて、今日は少し眼鏡の市場の話をします。

メガネの市場規模は、約3,918億円と眼鏡DBは統計を発表しました。

平均単価は、23264円で昨年の25200円よりも8.3%ダウンしています。

客数は16,842千人で昨年の15,400千人よりも8.6%アップしています。

中身は、一時、王者パリミキを眼鏡市場が抜いた様に、テレビCMをバンバン使って認知を高めているジンズや市場が好調に推移し、業界を引っ張っている状況です。

それに対して地方の専門店は、大体平均年商が3300万円(月間270万円)ぐらいで、父ちゃん、母ちゃん、パートさんぐらいの人員構成の中、利益は出して残っています。

しかし、中身が問題です。

チラシは経費が掛かるので実施せず、毎月の売上に占める新規のお客様の比率が10%そこそこしかなく、結局、今まで過去蓄積してきた顧客名簿にDMを何度も打ち、顧客を当てにした平均単価の高いメガネを販売している特徴が出てしまっているのです。

そして経営者自身も年配に近づいており、既存のお客様と共に、将来は自分の代で廃業という道を歩いている店舗も出てくるでしょう。

その特徴の一つとして、社長の毎月発生する大きな仕事の中に「お葬式への出席」というものが増えてきているのではないでしょうか?

先日の研究会でも多いところでは月間に10回以上も顔を出さなければなりません。

それだけ、地方における人口は高齢化社会と空洞化の中、減少していくのですが、メガネや宝石が他の物販と異なり、十分に小売店として成り立っているのは、65歳以上の年配のお客様が主力として支えて頂いて下さっているのも事実だし、大商圏よりも、地方の方が、年配の方は気楽にいけるというのも支えの一つになっています。

さてさて、そんな中、業界は、どう動こうとしているのでしょうか?

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マーケットを増やすには、2つしか方法はありません。

1つは、既存のお客様に更なる新しいメガネやサングラスや特殊なレンズを購買して貰うか、今まで取れていなかった世代や、遠近両用の若返り、サングラスを含めたパソコン用やゴルフ用などなど目の悪くない人に対して新たなニーズを作り出す事です。

上記の両方とも必要なのですが、現状後者に力を入れてやってきています。

風邪をひいて風邪薬を求めるお客様でなく、風邪をひく前にサプリメントを飲むというマーケットへの進出です。

そちらの方が、薬にしても、マーケットが大きく、リポビタンやチョコラbbや、栄養剤など、コンビニでも売っているのですが、高くても人は予防で購買されています。

今、サングラスに力を入れようとしていたり、アンチェイジング的なドライアイ予防のメガネ、青色光線カットや紫外線予防、リマークやbui等々、このマーケットをどう取り組んでいくのかが問われているのです。

ここから、メガネ業界は明らかにギアが入れ替わります。この時代の流れに乗れる店と乗れない店に分かれるでしょう。

結局、最後に問われるのは、「やりたいか!」「やる気が出ない!」かですね。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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