制限の中
狭い通りを我物顔で走る黒塗りの高級車を見て、あなたはカッコ良いと思うだろうか?
ヴィトンのモノグラムのバッグを持って、ロレックスの金無垢を付けているチョイ悪オヤジに憧れるだろうか?
ミンクのファーを着て颯爽と街を歩く女性に品の良さを感じるだろうか?
僕の場合、学生時代は正直、憧れていた。カッコ良いとも思っていた。
でも、今は全く思わなくなった。意識の変化である。
さてさて、古代マヤ文明に伝わるマヤカレンダーにおいては2012年12月21日で終焉となっているのだが、そこに生物学者のコルマン博士が異議を唱えてから状況が変わった。
要は、ノストラダムスの予言の様なものに対して、実際は違うと言ったのである。
それをコルマンインデックスと言い、それによると基本マヤカレンダーは、人類における意識の進化におけるカレンダーであり、本当の終了日は、2011年10月28日であるのだそうだ。
つまり、大きくコルマン博士は、時代の流れは大きく9つのサイクルに分かれており、それぞれアンダーワールドにおけるテーマが決まっている中、9つ目が今年2月1日より始まり、進化が完成するとされている。
僕は正直、細かな事は全く判らない。コルマンインデックスの他にウエブボットや日月神示や聖書の暗号を勉強すれば時代の予測が出来ると言われても「そうなのかぁ~」と思って関心を示すぐらいのレベルであるし、アイクさんの言うレプティリアンの存在や地底人を含めた闇との融合と言われても都市伝説程度で想像もつかないのだが、何故かワクワクしながら様々な人のブログを読んでいる。
でも、3月11日における震災の影響で明らかに大きく時代が変わる気配だけは感じている。
100年以上経った老舗と言われる会社も終焉を迎えたり、宝飾業界も「つながり愛キャンペーン」で心理的な価値に移行しようとしたり、眼鏡業界においても、その本来のメガネの価値のあり方事態を見直されたりして来ている。
ここで、こんな逸話がある。
半世紀ほど前、雄雌3羽ずつのウサギがオーストラリアの大地に放されたそうだ。
その子孫は数百羽にまで増え、ついには国家の有害生物に指定されたあげく、絶滅さそうと莫大な経費が使われた。農地を守るために数メートルの高さの塀を造り、数百キロにも及ぶ金網のフェンスも設置される事になった。>
しかし、ウサギは負けていなかった。何年か経つとフェンスを登ったり、地下を掘ったりする為の爪が生えてきたのである。それは生き延びる為に何とかしようと諦めなかった結果、出来たのものだった。
劇場では「猿の惑星」の映画が公開される。猿が何故、地球を支配する様になったのかを物語る内容である。
僕らは、本当に追い込まれないとアイデアを出せない生き物なのかも知れない。
何でも自由にして良いよ!と言われるより、ある程度の制限の中でこそ、アイデアは生まれてくるのかも知れない。
限られた予算、限られた商圏、限られた人員、限られたスペース等々。
限られた中で必死に考えるからこそ、生まれてくるものが、きっと将来に繋がる仕組みとして会社に根付くのだろう。