即、解散した方が良いだろう
「仕事は、ヤツに任せると安心だ。だから次もヤツに仕事を任せよう」
これが、仕事における、その人が築いた一番の報酬(信頼)である。
本日は、プライム21のメガネボランタリーチェーンの理事会だった。
そこには、現在、新規出店を控え、更に本店が閉店セール中でメチャクチャ忙しい社長も出席されていた。
今回の議案の中には、来期におけるメーカーとの取引交渉や、今期における会員へのモチベーションアップ等が、上がってくる。
通常だと、他の役員もいるのだが、理事長は、そのメチャクチャ忙しい経営者に敢えて、その役割をお願いした。
そこで出てきたセリフがこれだ
「○田さんが、今、非常に忙しい事は判っている。でも、○田さんだと、キッチリと出来ると思うから頼んでいる。出来ないと思う人には、最初から声を掛けない。忙しい人ほど、頼まれごとが多くなるけど、引き受けて欲しい」と
どんな小さな仕事でも、完璧に出来る人間には、沢山の頼まれ事が舞い込んでくる。そして、その中には、自ずと大きな仕事も、大きなチャンスもある。
お客様も同じで、修理や低単価のメガネセットでも、キッチリと親切に、そして完璧にしてくれると感じた店には、次も、ここでメガネを作ろうと思うものだ。
それを信頼というが、これは一朝一夕で生まれるものでなく、小さな頼まれ事の積み上げでしか生まれない。
僕らコンサルタントでも、セミナーをする上で、名簿の消し込み作業というものがある。
これはセミナーを開催するに当たって、誰に送り、誰を省くかを何千件という名簿の中から一件一件吟味していく仕事である。
過去、色々なメンバーと一緒に仕事をしてきたが、この作業一つを見ただけで、その人間の今後が見えてくる。
ここで手を抜く人間とは、本気で二度と仕事を一緒にしたくないと思う。
それは、単純な作業であっても、大切な販促を作る仕事でも、大きなプロジェクトを動かす仕事でも同じで、裏切られると思った人間に、敢えてリスクを犯して頼む人は、よほどのお人よしか、バカしかいない。
style=”FONT-FAMILY: "HGS創英プレゼンスEB","serif"”>段取り上手は、仕事も出来ると言われている様に、優先順位をキッチリと考えられなく、納期をしっかりと守れない人間は、結局、いい加減な人間なんだと判断されて、相手にされなくなるし、目も掛けてくれなくなるに決まっている。
そして、そんなメンバーばっかりが集まった組織は、どうなるか?
どこかの「寄り合い」みたいなものだろう。
だから、僕らは、それぞれが、そうならない為に、個人を鍛える。徹底的に信頼を蓄積していく。
そして、どんなものでも全力を尽くす。
個々が成長しようとしない集まりなんて、即、解散した方が良いだろう。