客の都合で買わないだけ
本当にお客様が来店していないというなら、僕達コンサルタントがいくら入っても、売上はそう簡単に上がらない。
しかし、上がる店舗が多い実績を見ても、それは、経営者や店長が思っている以上にお客様は店に来ていたのである。しかし、ただ従来は、お客様が買いたいと思える商品が、そこになかった。折角、買いたくて来ているのに、買いたいと思えるものがないのなら、買いたいと思える商品が、そこにあれば売上は必ず上がる。
それだけである。
例えば、昔は、4万円から8万円程度のバーバリー等のライセンスブランド時計が、百貨店でも売れたのだが、今は、全く売れない。
(僕は学生の頃付き合っていた彼女にバーバリーの時計を誕生日に百貨店で買って貰った経験がある)
売れる時計は、Gショックの様なカジュアルの1万円から5万円までの時計か、20万円を越えるホイヤーやエドックスをはじめ、スポーツ系のロレックスやブライトリング等々にまで飛ぶ。ここで価格は、20万円以上でもクレドールやチュードル、になるとオジサン臭くなり、またオメガもホイヤーより年配のイメージが高く売れ難い感じがする。
その流れの中、自店はあいも変わらず4万円程度のセイコー&シチズンの時計やライセンスブランドの時計を展開していても売れる訳がない。
それが時流である。
基本、商品は客の都合を考えて置かなければならない。それが自分の都合になってしまうと、結局、お客様は、客の都合で買わないだけなのだから。