メンバーは頑張った!
昨日は、大手宝飾チェーン店様の報告会。
前日に、僕は福島県の支援先から21時に東京に戻り、報告会に参加するメンバーも別のプロジェクトで静岡から合流して、明日の報告会に向けての最終打ち合わせとなっていた。
報告会の資料も大詰め、報告資料に完成系はなく、最後まで修正に修正を重ねて持っていくのが、僕らのスタイルになるので、案の定、打ち合わせの中、追加項目が発生する事になる。
時間は23時近く。今から追加や修正を行うと間違いなく徹夜になる。
でも、さすがに彼らメンバーの、やる気は違う。
2人は、僕に「○○さんは、ホテルに戻って睡眠を取って下さい。僕達が、朝までに、キッチリと仕上げておきますので、7時に会社に来て頂ければ良いです。そこでチェックして持って行きましょう!」と。
こういう発言を本音で言って貰えると涙が出そうになるぐらい嬉しくなる。
何て、僕は、メンバーに恵まれているのだろう(泣)
それを聞いた僕は、作業の邪魔をしてはいけないと2人の心強い言葉に甘えホテルに帰って仮眠を取る事にした。
しかし、ホテルに帰っても、2人の事が気になる。
今は、どこの会社もそうだと思うが、国が設定した節電対策で、会社の冷房は午後20時くらいになると自動的に消えてしまう。つまり、社内は冷房は効かず蒸し風呂状態だ。
一気に体感温度で30度くらいになり、必然的に汗水をたらしながら、只管、資料を作成する事になる。
何日間も、静岡で店舗に張り付き、疲れているのに、休む事もなく、汗水を垂らしながら、必死に頑張っている2人を思いながらも3時には、僕は寝てしまっていた。
しかしながらも、気持ちは休めない。6時には飛び起きて、早く、メンバーの手伝いがしたく一目散に会社に向かった。
手には、2人の朝ご飯とレッドブルとかの栄養ドリンクを持って行く事と、早くチェックをして絶対に報告会を成功させる事が、僕が、今、出来る唯一の事だからだ。
そして、走りながら、会社に着き、ドアを開けると、そこには・・・・・
イビキをかいて、気持ち良さそうに口を半開きで寝ている2人の姿があった。
持っている朝ご飯の袋を一瞬、落しそうになった。
まぁ~その後は、2人とも叩き起こし、そこから、メンバーが怒涛の追い上げで資料を作り、満足の行く報告会になったのだが、本当に焦った。
そして帰りは東京から最終の新幹線で大阪まで、その1人のメンバーと戻ったのだが、隣に座ったメンバーは、この世のものとは言えない程の異臭を発していた。
静かな車両で鼻を何度も啜っている音が一斉に聞こえたので、きっと、僕らの席の向う三件両隣の席の人は、「この匂いは何だ!!!???」と戸惑っていたに違いない。
鼻が、大阪に着く頃には、もげるのかと思ったり、何度か堪らなく嗚咽を発したのだが、気持ち良さそうに隣で寝ているメンバーの姿を見ていると、これは「名誉の異臭だ!」と思ったのか、異臭で目がやられてしまったのか、もう何が何か判らず、涙が出てきていた。
そして本日は、朝一番の飛行機で僕は北海道の支援先へ向かって、今は東京にいる。
でも、メンバーは本当に頑張った。僕の何百倍も頑張ってくれた。感謝している。