隙を見せない
本日は、新宮への旅だった。
往復8時間の電車の中でメールを見ていると、変な迷惑メールが結構入っている。
●あなたは見事当選しました!賞金を差し上げます。
な・何で僕にくれるの?あなたから貰う義理は何もないのですが
●未公認の上場予定株のとっておきの情報リストを内緒に公開します。
思いっきり、ここで公開してるやん!
●あなたに、ホノカさんから素敵なメールが届いています。
誰?このホノカさんて?面識ないし、気色悪いのですが?
こんな変なメールばかりなのだが、世の中、こんなのに引っかかる人が数百人に1人ぐらいはいるのだろうなぁ~。
冷静に考えたら胡散臭い話ばかり。
巷では、3億7000万円の詐欺と恐喝未遂の罪に問われたタレント羽賀研二被告の控訴審判決が1審大阪地裁の無罪判決を破棄し、懲役6年の逆転有罪を言い渡したそうだが、これも冷静に考えると、何故気付かなかったのかと不思議に思う。
世の中というものは、そんな美味しい話なんてない!
本当に短期的に楽して儲かる話なら、そんなの人に薦める訳もなく、自分でするに決まっている。
人に薦めるという事は、麻薬の密売や武器の調達や偽札の発行や性犯罪的なモノばかりだと思っておいた方が良い。
でも、中には騙される人がいる。きっと、騙される人は、客観的に物事を判断出来ない状況になっているのだろう。そっちの方が怖い。
酔っぱらいと一緒である。(これも客観的に自分を見れないので、始末が悪い)
僕が、今まで見てきた経営者も、本業の業績が落ち着いて安心すると、変な投資話に乗ったり、変な経営者と胡散臭い店を開いたりしてしまう。そんなものは大概、最悪の失敗をしてしまう。
=”MsoNormal”>気持ちの隙が本人にあるからだ。
仕事は、労働に見合う対価というものが基本。そして長期的に積み上げていくもので、決して楽に短期的な手法など、どこにも存在しないのだから。
北朝鮮は、今、どんな国か判らないが、救援物資を貰い続け、自ら動かず、架空の脅迫で他の国から吸い上げる方法ばかり考えていても、絶対に国は向上しない。
土地を利用した農業の仕方、漁業の仕方、工場での生産の仕方を国自体が習おうという意志が必要で、そこに向かわなければならないのは明白なのに。
仕事でも何でも同じだ。簡単に手に入るものは、直ぐになくなってしまうけれど、自分で時間をかけて、苦労して身に付けたものは、そうそう無くなる事はない。
業績の良い経営者は、絶対に隙を見せないことだ!