星に願いを
「星に願いを」
「この歌の本質の意味が判るか?」とある先生に尋ねられた。
『星に願いを 』・・・・ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌じゃないか・・・・
と思いながら頭の中で、千昌夫の「星影のワルツ」の曲が流れた。
NASAの発表によると天体が超新星爆発を起こした後に、クォークが裸の状態で存在する「クォーク星」と呼ぶべきものが発見されたとのことからも、クオークがキーになるらしい。
先生曰く
「素粒子物理学の目指して来たものは、我々の体や宇宙が何から出来ていて、そしてそれらの間にどのような相互作用があるかを解明することにあった。
その為に、何百倍という顕微鏡を使い小さな世界を覗き細胞を発見し、その構造からDNAに至り生物学が発展して来た。そのDNAを構成する原子分子の研究は化学となって、原子中の核の存在証明から原子核物理学が生まれ、そこで核の中を研究する過程でクオークを発見したのである。今ではこのクオークと電子の一族が究極の基本粒子と考えられているのだ。」
何のこっちゃ判らないが、要は、このクオークというものが、宇宙の誕生と共に出来上がっており、それらが人間の中にDNAの中に潜在的に蓄積されているという事を言いたかったのである。
だから、星に願いをというのは、同じ構造で繋がっている我々人間の想いも、本質は宇宙に繋がっているので、道理に合うという事になるのだそうだ。
・・・・・・・多分、それを人に伝えても「あっ!そう。ふ~ん」で終わってしまうか、彼女なら、間違いなく気色悪がられるかも知れない。
でも、僕は、そんな先生の話が好きなのである。