過去を作るのは未来だ!
この世にドラえモンは、存在しません。
だから、最初から、誰かに依存してはダメ人間になります。
依存しちゃうと、その期待に応えてくれなければ、責任を相手に求めてしまうでしょ。(これは無意識に癖になるので、怖いですよ)
相手は、何も悪くないのに。
誰に見捨てられようとも、いくつになっても自分と最後まで付き合ってくれるのは、自分だけです。
だから、自分が自分を信じられなくなる事ほど、悲しいことはありません。
これだけ頑張って来たのだから!その積み重ねこそが自信に繋がるのです。
だから、何かをする時に120%や150%の力を出す必要なんてありません。
日頃から心がけて来ている事をその時に出し切る事だけ考えれば良いだけだと思います。
さてさて、これは、誰に言っているのでしょう?
そう専門店の眼鏡店や宝飾店を経営されているご支援先の社長にです。
僕は、これからは、小売店はセンスの勝負に入ると思っています。
特に眼鏡店や宝飾店は、本来セレクトショップの筈です。
セレクトショップというのは、自分の目で見て、自分の店に何を置くのかを決める事です。(世界のティファニーもミキモトも結局はセレクトショップです)
どちらもファッションに関わるモノを取り扱っています。
つまり、お客様は、そのセンスに轢かれ、自分のセンスが向上する、又は共感出来るものを欲しいと思います。
20代のお客様が、自店で少ないと感じるのは、“EN-US”>20代のお客様が、自店のセンスに共感していないだけです。
経営者が、そのセンスを変えるのが難しいと、昔、共感した50代以上のお客様のセンス以上には向上せず、それを超えるお客様は他店に流れていくだけです。
それは、店の外観や、服装、そしてセレクトされた商品や言葉の使い方です。
これは、路面店であればあるほど、重要度を増します。
例えば、判りやすい商品の例で言うと、キラキラ携帯のストラップが宝飾店で展開されていますが、どこもかしこも同じ様なキラキラのクマやパンダやコアラのストラップばかりです。しかし、そこに自店は、ハローキティのストラップを展開しているだけで、他店とは違うセンスの要素が付加されます。
パワーストーンブレスも同様に、どこもかしこも将軍シリーズや、金運や仕事運、恋愛運とかのパッケージに入ったものばかりが展開されている中で、自店はチェリッシュとか百貨店に入っている様なブランドが並んでいるだけでも、お客様への語りが違ってきます。
お茶出しも、コーヒーではなく、エスプレッソマシーンやロズヒップティーの紅茶やお茶菓子でもセンスです。
専門店は、大手チェーン店とは違います。本部一括仕入から一括納品でなく、経営者自らが、海外に行ったり、様々な最新の業界情報を取得し、何を引っ張ってきて、どんなイメージを作りたいのかが、重要になってくるのです。
そして、それが個性になり、それに共感するお客様というファンが蓄積されてくる。
但し、ここで注意しなければならない事は、皆さんの商圏は、ビームスやアローズのある様な20万商圏ではなく、5万、10万商圏で頑張っている店が多いと思いますので、その場合は、価格的な戦略商品も求められます。
眼鏡も良いものは高いので、1万円予算の人は来なくて良いと思う店になれば、本来、取りたい層のお客様も来店されなくなり、結局パイは徐々に失われてしまい、客数減からの衰退に向かってしまいます。(これを説明すると
1時間話せます)
この価格的な部分の業態も問われ、地方であればあるほど、この低単価のものでもセンスが問われているのです。
昔のメーカーさん、問屋さんが強かった時は、ドンドン新作商品や売れ筋商品と共に提案をされに店に来られたのですが、問屋機能が弱くなると、イチイチ専門店に回って来ません。今の時代、回って来る様な問屋は、回らないと売れない問屋です。
だから、その時分、活性化していて、モデル店と取り上げられた店も、今は閑古鳥が鳴いている様な状態であるとするならば、それは架空だったのかも知れません。
今こそ、本気で歩く事です。
あの時代が、どうとか関係なく。
今の時代に勝てる実力が自分に備わっているかどうかが、過去の自分が頑張ってきたかどうかを物語るのだと思います。
過去を作るのは未来だ!