道は開ける
名古屋の名物宝飾店で清水口の美宝堂が22億を抱えて本日倒産した。
テレビCMでは、社長と息子の専務、孫の3代が登場し「名古屋・清水口の美宝堂へどうぞ」というフレーズで業界の中では知らない人がいないぐらい際立った特徴があった。
BGMは軍艦マーチを流したり、金で作られたVIPの部屋があったり、取り合えずハチャメチャだったが、業績は厳しかった様だ。
まさしく、皆が予想した様に宝飾業界は倒産倒産の嵐が始まっている。
この連鎖は、どこまで続くのだろう。
本日は、某ボランタリーチェーンでの役員会議だったが、先日のセミナーでも、冒頭に伝えた事は
「脱皮出来ない蛇は破滅する。店も同じで、古い考え方という皮をいつまでも被っていると、やがて内側から腐って行き、成長するどころか死んでしまう」というニーチェの言葉である。
自店の周りの競合が強すぎるから、自店における環境が今までになく困難だから、現状の状況が悪すぎるから、逆転出来る条件が一向に揃わないから負ける訳ではない。
心が恐れを抱き、気持ちが怖気づいた時に自分から自然と破滅や敗北の道を選ぶようになってしまうだけである。
人が頑張れるのは、頑張れば望みが叶うと確信出来るときである。
ならば、今、何をどうして行きたいのかが、見えなければ、敗北の道へと向かってしまう。
前も言った様に、世の中には現状維持という言葉はなく、進化するか退化するかだ。
その為に、情報がいる。沢山、沢山情報がいる。その中で、一つでも希望が見つけられれば、それに向かうという望みが生まれる。
うちに篭っていても、自分で悩んでいても、何も伸展しない。
籠の中に入れられた鳥は、エサにありつけられるが、その分、希望と自由を失ってしまう。
悩んでいる方、そろそろ、飛び出すタイミングではないだろうか!
勇気はいるが、道は開ける。