楽しいのが一番
1人の男性が、ダーウィンと同じ1809年に生まれた。
彼は、プロレスや義勇兵を行いながらも
1831年ビジネスに失敗
1832年地方議会議員選挙に失敗
その後、35年に最愛の恋人が死に、36年には、神経衰弱の病にかかる。
1843年下院議員選挙に敗北
1846年下院議員選挙に敗北
1848年下院議員選挙に当選
1856年副大統領選挙に敗北
1858年上院議員選挙に敗北
1860年大統領選挙に当選
この経歴、実は、第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーン、その人であり、後に奴隷解放運動など、歴代の大統領の中で最も人気の高い大統領になった。
これだけ見ると、普通、2回目の下院選挙に落ちた時点で諦めるだろうと思うのだけど、志が高いのか、負けず嫌いなのか判らないが、リンカーンを始め、偉人と言われる人物はそういう人が多い。
日本でも、似たような人がいる。
西郷隆盛だ。
彼も小さい頃からウドと呼ばれ、30歳ぐらいで友達と身を投げて自分だけ生き残り、何度か離島に流されて監獄に入れられても、その後、明治維新の立役者になっている。
今でも上野で、堂々と犬と一緒に立っているのだから、大した人物である。
小さい頃の喧嘩と同じで、一回負けたからと言って、永久に負ける訳もなく、心が折れず、勝つまで立ち向かえば、必ず最後は勝てるというものなのかも知れない。
だから仕事も一緒で、その環境が向上する事を楽しめば良い。
そして遊びも仕事も実は、考え方は同じ。
ゴルフでも、ツーリングでも、登山でも遊び方が判れば面白くなる。
遊び方が判らなければ、ゴルフもスコアだけ気にしていては、仕事以上のストレスの固まりになるし、ツーリングでも、バイクに乗っているだけでは、普通の通勤と変わらない。
山登りも、リュックを背負ってハァ~ハァ~息を切らしてシンドイだけだ。
そんなのだったら、例え、バイトとして時給が出ると言っても嫌だ。
でも、そこに遊び方を教えてくれる人がいる。
ゴルフの楽しみ方や、ツーリングの場所、山の絶景や植物の知識等々が判るにつれて楽しくなってくる。
仕事も同じで成功、失敗、実績ばかりを追い求めていると、楽しめない。そんなのは、今まで十分に楽しんできたベテラン社員に任せておけば良いのだ。
それよりも、新人は、まず仕事の楽しみ方を教わるのが一番、早い上達法となる。
先輩がしている仕事で、どこが楽しいのか?失敗した経験を聞いたり、先輩の持つ成功の要因をさぐったりしながら、自分なりのやり方を加えて楽しんでやってみる。
そこで、とんでもない上司は
「お前よりも、俺の方が知ってるから」・・・・・当たり前やん、そんなの!
「お前は、全然、判ってないやろ!」・・・・・・その為に、お前が、おるんやろ!
「お前、頭の中、ウジ湧いてるのと違うか?」・・ウジが、ホンマにおったら死んでまうわ!
「お前、脳ミソも筋肉で出来ているやろ!」・・それは当たってる!
・・・・・最後の方は、明らかにパワハラだけど、僕が実際に昔、日常の様に言われてきた言葉である。
そんなこんなで、言いたかった事は、世界の偉人でも、沢山、失敗してきて成功を収めているものであって、心が折れずに継続出来るのは、楽しみ方を知っているからなのだ。
楽しいのが一番!!