選択の時代
小売店が仕入れを行う時は、営業が言う商品の良さだけを聞いて入れようと思っている訳ではない。
昔の景気が良かった時代ではなく、特に宝飾店等においては、その価格が高ければ高い程、直感でなく、より慎重に判断しなければ導入する気にもならないものである。
そこで検討される事は、その商品の良さは判ったけど、商品の持つ切り口に共感出来るか?そのコンセプトは自店のMDの中で、どのターゲットに必要なところか?粗利は取れるか?競合他店で似た様なものは持っているか?回転率は、どれくらい想定出来るか?売場イメージは作りやすいか?等々を少なからず思い描いているのである。
しかし、その感覚も判らず、ただ単に、営業が商品の良さや特徴だけで切り込んでも、時代と感覚が違うので、そうそう昔みたいに買ってくれないだろう。
何故なら、店頭に来店されるお客様も同じ様な感覚で、購買するかどうかを決めているからだ。
やはり、その本質は機能的価値と心理的価値の違いにある。
この説明は、また後日、どこかでアップするが、これを判っていない販売スタッフも多く、その本質を理解しない限り、宝飾の販売は、机上の空論になってしまい、売れる訳がない。
まっ、そんな感じで、本日も神奈川の支援を終えて、その後、ヒルズクラブで宝飾メーカーと打ち合わせしていた。
「ケアベア」アクセサリーの開発である。
(ケアベアに付いては、全てに物語が付いているクマのキャラクターである)
本日、サンプルチェックを行い、その他デザインの要望を伝え、価格帯とパッケージの検討も行った。
まだ、サンプルはお見せ出来ず詳細は明かせないのだが、メチャクチャ売れそうだ。
これらは、中途半端な宝飾店では導入したくなく、どこで展開するかをメーカーさんと決めていく事にする。
(選択の時代である)
今、市場は、どんなアクセサリーなら欲しいと思えるのか!をトコトン追求して行き、
今までにない商品群を開発、または見つけ出していく。