人との接し方に、こだわれ
「厄年は、人の役に立つ様に心掛ければ良い年になるのだよ!」と先日、会社の同僚に教えてもらった。
確かに、そうなのかも知れない。でも・・・・・やっぱりお守り買いに行こうっと。
さてさて、本日も遠く支援先まで来ている。
電車は、1日に何本かしかなく、バスも1時間に1本ぐらいしか止まらない様な商圏人口3万人の小さな町にメガネと宝石、メガネの兼業店がある。
そこに位置する商店街は、絵に描いた様なシャッター通りで、今もなお昭和の雰囲気が漂っている。
そのご支援先は、規模から言えば社長夫妻と従業員さん一名での3人体制だから、毎週定休日を設け、しっかりと休みも取っている。
しかし、その店は、頑張っている。
周りとは違い、店の作りは今風になっており、本日もお邪魔すると店内は相変わらずのお客様で賑わっていた。
この店が先日、宝石のイベントをいつも通り店内で実施した。
地方の宝飾店というより、一見メガネ店だから、名簿も限られておりイベントをしても大体は同じ顔ぶれのお客様になるものだ。
そして今回もイベントを行うに当たり、名簿と店内でのお誘いも含め88人に声をかけて集客された。
来店は、84人。声を掛けて、当日に来店されなかったのは、わずか4人。DMの反応で言うと、ほぼ100%みたいなものである。
売上は3日間で950万円だった。
これは、この店よりも、大商圏で長年実施している宝飾店でも、出来ない実績かも知れない。何といっても3人で、経費は、ほとんど掛けず、実績というよりも、そこでの集客力に驚かされたのだ。
一体、何が違うのだろう。
根本的に異なるのは、やはり「お客様との距離感」だろう。
専門店は、取り扱い商品が、宝石であろうと、メガネであろうと、何でも一緒で、それらを通してお客様という友達を作っていくものだ。
そこには、商品構成というものや、売り場も含めた鮮度感もそうだが、人の愛嬌も求められる。商品を通して人に好かれないと成りたたない。
「技術だけにこだわるな!それ以上に人との接し方にこだわれ!」
この言葉が、頭に鳴り響く。