花の都である
今日は、支援先に2時間も遅れてしまった。
でも、決して遅刻ではなく踏切事故で電車が止まってしまったからである。
朝の6時に出て着いたのが12時前だから、電車にどれだけ乗っていたのかという話になるのだが、今の僕には問題ない。
僕にはアイパッドとスマートフォンがあるからだ。
しかし、未だに両方とも使い方は、よく判っていない。「ツイッターをするのに便利だよ!」と言われ、登録をお客さんに教えられて3回もしたのだが、とても恥ずかしいのでツブヤク勇気がなく引きこもっている。
では、それらを何に使っているのかと言うと、もっぱら雑誌やニュースを読んでいるのである。特にニュースなんてアイパッドもスマートフォンも同じ記事になるのだが、アイパッドで見て、スマートフォンで確認して、それだけでウキウキしているので、必要もなくニュースに詳しくなってしまった。
きっと、真剣に顔で指を動かしているので周りは仕事をしている様に見えているかも知れないが、実際は新聞を一冊買えばアイパッドもスマートフォンも全く必要ないという使い方をしているのが現状だ。きっと、それが判れば驚くことだろう。いや「コイツ!バカだ!」と思うだろう。
しかし、僕には次の目標がある。アイパッドで映画をダウンロードして見てやるのだ。これも本来は、わざわざ電車の中で見なくても良いのだが、大きな進歩なのだ。
昨年の宝石の市場は9283億円で一昨年の88.1%であった。そして今年は、恐らく8000億に限りなく近づく様な結果になると思われる。
しかし、本日の宝飾店は、昨年よりも全体で150%伸ばしている。先月も3500万円を1店舗7人のスタッフで作っている。
1つ「宝石の1番の価値は比類なく美しいこと」
1つ「宝石は希少性であること」
1つ「宝石は恒久性があること」
これが宝石の条件であることを掲げている。
今日も到着次第、社長とご飯を食べに行こうと店を出た瞬間にVIPのお客様の1人が来店された。
僕に断りを入れて慌ててご挨拶に行く社長。3分ぐらい会話された後、社長と食事に出るのだが、食事をするやいなや携帯で「●●さんを帰るまで繋ぎ止めて置くように!」という指令をスタッフに伝える。
お昼は焼肉だったのだが、その店の店長に1万円分の和牛を頼んで、VIPのお客様用の御土産を早速用意している。
ちなみに、そのVIPさんが、先日購買された宝石は450万円で、本日も50万円ぐらいの宝石を購買されて帰られた。
常に驚かされるのは、店頭には、そういうお客様が目立ち、100万円、200万円では驚きもしない。宝石は30万円からと販売スタッフ全員が、そう思って接客している。
一般的なチェーン店や宝飾店から見れば感覚が完全にズレてしまっている。
そして今日も、合間に1人の販売スタッフから「先生、他の宝石店はどうですか?うちは頑張っている方なのでしょうか?」と聞かれた。
僕は、一瞬言葉に詰まりながら「・・・・・まだまだじゃないですかね~。だって展示会の1億を抜いたら1ヶ月3800万円平均で取れてないでしょ。もっと頑張らないと」
と伝えると「そうですね!頑張ってチーム性で頑張ります!」ってニッコリと応えられた。その娘は、1人で年間に何年も1億以上は作っているスーパー販売員なのが・・・・・
ようは、世間と販売単価がズレてようと、他がどうだろうと関係なく、どこを目指すか!が肝心なのである。
今、ここは、全社員が一致団結して1店舗で4億8000万円の売上を目指している。普通の宝石のチェーン店がテナントに入り、年間に5000万円も作れていないのにも関わらず。
ちなみに、この店は社長も従業員も全員が女性だけの花の都である。