土壌作り
1952年にジョージ・アダムスキーが「空飛ぶ円盤」を撮影した時から始まったUFO。
皿型の形で底には3つの球状の突起があってクルクル回っている。
それ以後、これを見たいう情報が立て続けに入って、同じ様な写真が出回り、この形がUFOというものになった。
宇宙人も何故か火星人のタコ型から、『2001年宇宙の旅』に登場したスターチャイルドからあのグレイになって、数多くの証言者が出てきた事より、宇宙人の形が決まった。
幽霊も、円山応挙が江戸時代に描いた一枚の幽霊画に足がなかったことより、これが日本の幽霊の典型となる。外国には幽霊は存在せず、ドラキュラやフランケンの人を主体としたものや、ポルターガイスト等の様な憑依型になる。
結局、過去の人が頭の中で作った想像の範疇に過ぎないのだが、今も受け継がれている。
少し話は異なるが、世の中の万有引力の法則を発見したアイザック・ニュートンは言った言葉で「私が遠くを見ることが出来たのは、巨人の肩に乗っていたからだ」というものがある。
ここで言うところの巨人とは、過去の人達が残してくれた考え方やアイデアを指しており、その土台ももとに、様々な発見を積み上げていったに過ぎないというのだ。
以上、何でもない話を書いたのだが、言いたい事は、過去の土台から流れは出来ている。
ひらめきもアイデアも様々な過去からの情報の延長線上に存在するものだからだ。
よく、学校の勉強の様に知識を詰め込めば良いと勘違いされる方が多いが、詰め込む前に、受け入れる下準備が求められる。
荒れた農地に種を巻いても、育たない様に、土壌を生らして耕す事から始めなければ果実は実らないものであり、仕方なしにやっているレベルでは、枯れ果ててしまうものかも知れない。
この生らすという意味においては、過去の偉大な巨人の肩に乗ると未来が見えやすくなる。
僕らコンサルタントが、現場で一番大切で大変だと思えるのが、この土壌作りになるのである。