売場は現場
今日も隣の人が新幹線で美味しそうにビールを飲んでいた。
周りを見渡すと何とも幸せそうにお酒を飲んでいる人達が多いものである。
文献によると、「適度のアルコールは、血液の循環を良くして、消費したカロリーを補充でき、仕事の疲労を回復させてくれるそうだ。そして、精神を安定させて消化液の分泌を促して食欲を増進させるだけでなく睡眠をいざなって新陳代謝を活性化させながら肌を生き生きとさせる」と書かれている。
これだけ見ると健康維持における万全の薬である。こんな薬があったら、そりゃ誰でも飲みたくなるわ。
だけど、僕は、その健康の薬を飲むと何故か赤くなって頭痛がするのである。
今日は、東北にあるメガネ専門店の支援に行って来ました。
ここも8月20日まで単店で860万円の実績(内補聴器が120万円)を上げていました。
この店は、何とも売場に拘っています。
売場は奥が深く、メガネをグラディーションに並べてある理由や、右から左へと購買心理を基にフレームが並べられているとか、縦陳列と横陳列の商品構成の違い等々が、ところかしこに散りばめられている。普段は、全く気付かなかった。
その中でも以前に購買された超巨大プリンターを駆使する事で、どんなPOPも作成出来る事もこの店の利点です。
結果、店内は、毎月ごとに様変わりし、季節感をふんだんに盛り込みながら活気に満ちた店内キャンペーンが判り易く表示されています。
よく言うことですが、販促には目的があります。新規客を集客する事を目的とするチラシ、再来客を集客する事を目的とするDM、そして来店されたお客様に対しての高揚とワクワク感を演出する店内企画。この3つが備わって一つの戦い型が出来てくるのですが、チラシは打っても店内が変化していない売場が本当に多いものです。
重要な事は、来店して頂くまでの販促と来店された後の店内販促は、しっかりと連動させておかなければならないと言うことです。
メガネ店の場合、よほどお客様でない限り、商品の購買選択は、現場(売場)で起こっている事を忘れないで下さい。
ふと、売場を眺めると紳士フレームのコーナーにアメリカの小説家「アーネスト・ヘミングウェイ」の2つの言葉が飾られていた。
「ただ動いているだけでは、行動とは言えない。」
「わが人生は、ほんの一行で要約できるだろう。
そう、私は生きることを十分に楽しんだと。」