小さくまとまるなよ
今日は、急な日程変更で宝石鑑定の勉強会とメガネのボランタリーチェーンの役員会が、重なってしまった。同じ東京開催であっても体が2つないので、当初の役員会に出なければならなくなり、鑑定を任せたメンバーには本当に迷惑をかけてしまった。
そのメンバーは、今まで一度もその会に出席したこともなく、会員の顔も判らないにも関わらず運営をしなければならない。さぞかし不安で一杯だっただろうと思うが、事前の打ち合わせでも僕の前で嫌な顔一つしなかった人間である。
それでも、僕は携帯を肌身離さず、途中、電話を入れたり、関係ない役員のメンバーに相談したりと、1日ハラハラしっぱなしだったのだが、無事終わりの報告を受けた時、年甲斐もなく感涙しかけた。
やっぱり僕は、アンパンマンじゃないですね。メンバーに大きく支えて貰っているのだ。
本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。
さてさて、メガネのボランタリーチェーン(プライム21)の役員会も、来期の計画に入り、業界の回復基調も含めて更なる展望を1日議論した。
これから仕掛けなければならないこと。そして、そのタイミングはいつか!役割は、どうするか!これらを含めて優先順位も決めなければならない。
戦略というものは、羽ばたく翼と共に、着陸する部分が最も重要になってくる。
つまり、実用化出来てこそ、なんぼの世界だ。
僕の部屋には1枚の写真がある。昔、弊社の会長から貰った「明治をつくった人たち」という写真である。そこには、写真に滅多に出ない西郷隆盛や明治天皇、勝海舟、坂本竜馬と総勢46人が一緒に移っている貴重なものだ。
大袈裟な話かも知れないが、この幕末から明治維新にかけて、100年単位を見据え、国家の本来あるべき姿を思い描いていた彼らは、やる気に満ち、大きな仕事をやってのけた。
写真を眺めていると、大きな信念から裏打ちされた、これからの変革を起こすパワーがヒシヒシと伝わってくる。
彼らは、もともと、一般の人よりも能力や、やる気のエネルギーというものが高いから、大きな視点で物事を見れたのだろうか?
いや、きっと違う。彼らは、大きな視点で、世の中を見ていたからこそ、そこにかける、やる気のエネルギーが高かったに違いない。
ふと、写真の中から「小さくまとまるなよ!」と忠告された様な気がした。
(気のせいですけどね)