ラブカの発見
最近は静岡で発見された深海魚ラブカの生きた映像がテレビで放映され世間を騒がせています。見るからにグロテスクで化石の様な表情で、海ヘビを思わせる胴体は、まさに4億年前の生き残りといわれる事も頷けます。このラブカが、今まで深海でどのような暮らしをしていたのか?非常に個人的には興味があるのですが。皆さんは、どうですか?
通常、どんなに頑張っても水深(1000m以上)にいる魚を釣れと言われても釣れるはずもない魚が、普通に静岡の近海で泳いでいたんですよ。本当に凄いことです。また最近ニュースで見かけた巨大イカの発見、サメの出没、クラゲの異常発生、砂浜に溢れるサンマの死体の群れ等々だけを見てもまさに海水の温暖化が明らかに進みだしているのでしょう。ハインリッヒの法則ではありませんが、何かの前兆を暗示しているのかも知れませんね。
話は変わりますが、魚は、その前提として自分が一番心地良い水温を好み、その水温を維持出来る水深で水平に泳ぐものです。その為、よく商売も同じと例えられますが、魚釣りの名人は、釣りたい魚がいる水深(●●m)に餌をピンポイントに垂らすことが出来る技術を持っている人を指します。私の様な素人が、プロと呼ばれる名人と同じ竿で、同じ餌を付けたとしても、何も考えず、取り敢えず竿に付いた餌を適当に垂らしているのとは、土台が違うことは、一目瞭然で逆立ちしても勝てる訳がありません。
同じ様に、皆さんは、経営と販売のプロです。その為、素人が集められた新規のお店よりも、しっかりと顧客整理(水深の探求)を行い、そのお客様が魅力的に感じる企画(餌)を把握しておかなければ、素人と同じで、釣りたい魚を釣ることなんて出来るはずがないのです。
今回のラブカの様な今まで見たこともない凄いお客様を待っていても何も始まりませんので、名人としての技術をしっかりと磨きましょう。