本当に良い店
昨日は、JBSの畠先生を講師に東京で宝石鑑定勉強会を開催した。
テーマは「宝石の品質の良し悪しを見定め価値を判断する」ことである。
全宝協の問題も丁度1ヶ月前の5月15日に毎日新聞の一面に出た事からも、「宝石は値段があってない様なもの」という状況では話にならず、価値あるものに対して価値に見合った説明責任を小売店は求められるからである。
特に自分達が価値を理解出来ないものを売ること事体、それは商売とは言えない。
鑑定書や鑑別書というものだけを頼りに、販売していても、そこから応用は効かない。
何故、ワインのソムリエが存在するのか?何故、ソムリエが薦めると高価なワインでも飲んで見たくなるのか?
そこに消費の本質が隠されているように感じる。
今回は6回コースで道具(ルーペ、2色鏡、ピンセット、セーム皮、カラーフイルター、顕微鏡等々)のプロとしての使い方から、実際に色石のランクの見分け方やダイヤモンドの査定?等々まで、バイヤーとしても通用するレベルにまでになる。いわば宝石のソムリエだ。
今日明日で商売を辞める訳でなく、何年も続いていくものである。その時間の中、この事を知るのと知らないのとでは、今後の宝飾に関わる人生として明らかに変わってくるものだと思える。
それが自信になり、良い物は良いと堂々と宣言出来る様にもなり、宝石の販売事態が画期的に変わるものだと信じている。
アクセサリー屋とイベント催事展開場で、これから起こる2011年の大変革に向けた準備は大丈夫なのだろうか?
勝ち残れるのは、本物だけである事を凄く気付かせてくれた。
そして昨日、日本がワールドカップでカメルーンに勝った。
サッカーフアンとしても、メチャクチャ嬉しかった。
何故、勝てたのか?それは強かったからとしか言えないが、間違いなく言える事として、最後にトロフイーを手に入れるのは、本当に強いチームである事は間違いない。
甲子園でも、一喜一憂はあったとしても最後に勝つチームは、やはり本当に強いチームである。
ワールドカップではないが、経営者は毎日毎日が試合の連続であり、本当に残るお店は、どんな時代が来ても、本当に良いと顧客から判断された店なのだから。