新しいもの創造
支援先の社長が早速Ipadを使っていた。なるほど、さすがに海外出張が多いだけあって情報をいち早く取り込んでいる。実際に、日本ではまだ発売されていないが、見た印象は心に残る。
また別の支援先の社長達が6月のワールドカップ「日本対カメルーン戦」を見に行くそうだ。南アフリカという国は黒いダイヤと言われるぐらいの格差社会。これを逃すと多分、一生行く事もない場所なので、一生分の思い出を刻む。そこで見たものは、永遠に忘れる事はない。
昨年のバレンタインデーでのチョコレート戦線時。業績を大幅に伸ばしたところと、業績を落としたところの違いは、実に明解だった。
チョコレートの中身は同じだったとしても、従来と同じパッケージで来た所は、ほぼ全滅し、パッケージを新たに変えたところは、勝ち組に入ったのだそうだ。
その中でも伊勢丹で実施されたチョコレートの真ん中にダイヤモンドを入れた斬新なものは、即完売した。
パリのエフェル塔やエジプトのピラミッド、ナイアガラの滝等々を実際に目の前で見たら、
メチャクチャ感動するかと言うと、多分、今までにテレビや雑誌、ネットという媒体を通して、今まで何百回と見ている為、初めて見るような感動はないかもしれない。
だから、30年前に婚約リングにしても、それまでダイヤモンドを実際に、見る機会も少なく、希少性が高いイメージがあったことで、それを永遠の愛の証として直接プレゼントされる感動を今、味わえるかと言うと、モノというよりもシーンや演出になるだろう。
何故なら、もうダイヤモンドは見た事も、手にした事もあるからである。
今、求められているのは、初めて見るもの、初めて受ける体験、そういう刺激に消費は動こうとしているのかも知れない。
シーンマーケティング始動!