強い会社は、貪欲に
もう気付けば6月も中旬ですね。
あと半月もすれば海に繰り出す人も多くなるのではないでしょうか?
しかし、梅雨が明けると同時に、夏の日差しと紫外線がやけに目立ち始めます。
紫外線は、当然の事ながら人体には有害であって、しかも目に見えないのがですが、紫外線に当たり続けると、人の肌が黒くなるのは、肌のメラニン色素が有害な紫外線を防ぐ為に黒くして防いでいる防御の後なのです。
ところで皆様、蛍光灯の原理ってご存知ですか?
現在はLEDが普及し、蛍光灯のマーケットは縮小してきていますが、蛍光灯は白熱灯よりも寿命が長く、昼も夜も部屋の中では、その光に囲まれた生活をしています。
原発でも問題になりましたが、電力を光に変えるには凄くパワーがいります。白熱灯を触ると熱いのは、電力を光に全て変えきれずに熱へと分散してしまっているからですよね。
そこでLEDが凄いのは、電力を光に100%近く変える事が出来るので、エネルギー効率も良く、熱で素子も壊れることもない為、寿命も長いという革命的な発見だと思います。それもこれもノーベル賞を取った、あの3人の教授が光の三原色RGBの中でも不可能と言われたBを実現させたのは本当に凄い事です。ちなみにDVDのブルーレィディスクも、青色発光ダイオードの実現によって出来ました。
話を戻します。
まず蛍光灯の白のガラス管の中は真空になっていて水銀ガスが充填されてます。その周りには蛍光材が塗られていて、横に電極をつけています。そこに電力を流すと、電極が加熱されて、電子を出します。その電子に水銀ガスが衝突すると、なんと紫外線が出るのです。しかし、先程も述べた様に紫外線は目には見えません。それを目に見える形の可視光に変える為には、蛍光材が必須で紫外線が、そこに当たって、初めて光として見れるのです。
さて、ここまでで何を言いたいのか?
我々は紫外線の中に普段からいるから気をつけろって言ってる訳ではありません。
蛍光灯から発する紫外線や有害な光線も少ないですし、それをカット出来る様なレンズも沢山存在していますので、最初の話は関係ありませんです。
それよりも、ここまで出てきた蛍光材を作っていた会社とLEDで、今もドンドン開発を進めてシェア20%以上を取っている会社が同じ日亜化学工業だと言う事です。
ここで皆さんも記憶に新しい中村氏との200億円訴訟も思い出されるかも知れませんが、当時、無価値に等しい2万円ぐらいの価値しか評価していたにも関わらず、中村氏が渡米した後でもしっかりと研究員を配備し準備を進めてきていた事と、誰もが儲からないと撤退してしまい、旧来の蛍光材の市場を残存者利益で独占してしまっているところです。
ze=”3″>この会社只者ではありません。
これからも、生き残っていく会社は、業界は違えどこの様な会社なのだと、つくづく感心させられたのです。