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裸の王様

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

本日、会社のエレベーター前に「プラスの木」というものが置かれていた。

そこには、どうやら気持ちがプラスになる様な言葉がポストイットみたいなものに書かれていて、それが沢山張り出してある様だ。

「やるぞ!」とか「縁」とか「達成したい!」みたいな感じだったと思うのだが、最初見た時は、正直「どこの宗教や!ココは?」と目をパチクリさせて驚いたのだが、二度三度と読む内に不思議と馴染んでくる。昔、受験勉強でも「必勝」とか「合格」とか部屋に張っていた経験を思い出す人もいるかと思うが、プラス言葉を張り出すことは自己モチベーションのアップとしての力も当然の事ながら、そこの空間に何らかのパワーを与えてくれるのかもしれない。

でも、逆にこんなエピソードを昔、本に書かれていた事を思い出した。

徳川家康が、大阪夏の陣を前にして、京都の二条城にいた時の事だ。

当時、豊臣を贔屓にしていた京都の人達は、家康の悪口を書いた落書きを市中に貼り出したそうだ。通常、悪口は凹む。正直、どんなに自分に自信のある人でも悪口を張り出されると、それを書いた犯人を見つけたら袋叩きというか・・・・いえ注意をしてみたくなるのが常である。

しかし、家康の風格は違った。家来に、自分の悪口が書かれた紙を集めさせて「今後も、落書きを辞めさせるような事は決してするな!落書きは、はしたない事であることは当然だが、わしの心得になる事もあるのでな」と。

さすが、江戸265年の創始者であり、僕の様な凡人とは全く人種が違う。

しかし、経営者も、カリスマ性や独裁が強ければ周りがYESマンばかりになってしまう。

そうなると悪い話は必然的に耳に入らなくなり、褒め言葉ばかりに囲まれ、独断と偏見で判断し、取り返しの付かない事態を招いてしまう危険が付き纏う。

それで、今まで沢山の会社が、2世への引き継ぎが出来ず、倒産している。

苦言を言ってくれる仲間や、部下の存在が諌めとして、実は最も大切な要素であって、自分が常に客観的にあり続けられる唯一の教師になるのは間違いないだろう。

あなたの周りに、そういう人はいますか?

裸の王様になってる感はありませんか?叫び


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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