見逃さない!
宝飾業界、メガネ業界に対する今年の方針は、ようやく定まった。
その触りの一つを先日の宝飾ボランタリーチェーンの総体会議で講演したのだが、凄く反応があり、メチャクチャ良かったと、主催者が聴講者からのアンケートを片手に報告してくれた。
どちらも、そうだが単発企画の連続で実績を上げられる訳ではない。
また、変に帳票を取るだけで満足している管理主義でも難しい。
どんなに明確な給料システムを明確にしても、全体的な業績が下がっていれば、モチベーションが落ちるだけである。
全ては集客から接客の仕組みにおける質自体を上げる事なのだ。
浅い知識で、プロとしての見識もない販売トークを連呼しても、モノは売れない中、従来から培ってきた一つ一つの情報を整理し、今、目の前のお客様が、どういう売場でどういう話をして貰いたいのか?全て、そこから始まるのであるという原理原則を誤魔化しては行けない。
さてさて、少し話は変わるが良くお笑い芸人で一流と呼ばれる人に対して、一流の料理人の様に例えられたりされている。
つまり、巷に聞こえてくる、その変のオヤジが電車の中で喋っている会話が聞こえきても、僕らは面白いと感じる事は少ないが、芸人は、そういう何でもない話に対しても面白く加工しながら把握している。
作曲家でも同様で、町の何気ない音楽のフレーズが流れていても、それがキッカケに新たな曲におけるインスピレーションが生まれたりもしているのだそうだ。
僕らが、魚市場に行って並んでいる魚を見ていても、「一杯魚がいる!凄いなぁ~」と思うだけなのだが、料理人だと、そこで本日の具体的な献立が見えてくる。
こういう普通の人が見ても何でもない素材に対して、笑いへと変換させて行ける事がプロであるか、アマチュアなのかの境目になるのである。
僕らもコンサルタントという職業でご飯を食べさせて頂いている以上、プロである。
その為、ちょっとしたお客様からの言動や、売場の変化、また市場の動きを見逃さない。
いや、見逃している部分もあるかと思うが、見逃さない様に努める意識を絶えず欠かさない様にしている。
それが次の流れを掴み、先手先手で次の動きを考える要素になるからだ。
だから、絶対に変化を見逃さない・・・・・ぞぉ~!