領土
沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件が起こり、国民はまたかという感じである。
日本政府は、アメリカの影が背後にある事も判りながら平静に事体を見ている。普天間の影響もあるのだろう。
レアメタルの輸入がストップしたとしても、そもそも安いから仕入れてた訳で、それに変わる題材はあり、日本から移した工場も稼働している事からも、相手もこの状況が長く続けられるとも思っていない。
日本は、早くビデオを公開して、安保にかけて向こうの出方を見ていれば良いのだ。
「日中戦争見聞記」にも書かれているが、日本の経済危機の本来の理由は、日本人がもろもろの根本的決意を最後の瞬間まで回避していることである」とし「日本人は当座の間に合わせに終始する民族である」とオーストリア人のコリン・ロスは、70年前に日本の将来を危惧していたのだが、まさに今も変わっていない様だ。
「人はガンで死ぬのではなく、手遅れのガンで死ぬのだ」
まつ、そんな中で、勝手に僕一人の妄想を語っているので、対した話でもないのだが、確かに13億人もいる巨大大国を維持して行くには、中国にとって日本は邪魔な存在だろう。
だって、海は日本海に出るしかないから。日本は、まだ1億人ぐらいの島であり、日本海だけでなく太平洋もある恵まれた島国に対して、中国もロシアも太平洋に出ようと思っても、日本を通り越さないと出れないからだ。
そして、その海には、魚がウジャウジャいてメタルハイグレードの様な石油に代わる資源が眠っているとなれば、俺のもんだとチョッカイを出したくもなるのだろう。
最も事体をややこしくするのは、NHKの竜馬伝か何かで、福山雅治のカッコ良さに煽りを受けた若者が騒ぎ出すと、相手の望む方向に流れてしまう。
日本は、何を言われても、冷静に対応して、領土だけをしっかりと守れば良いのである。