アニマルスピリット
23時に大阪に着き新幹線を降りた瞬間に「銀座に宝飾店オープンするから宜しく!」みたいな感じの電話で新規の支援を依頼された。「い・・・いつですか???まさか・・・今月???」「絶対に無理です。」と言ったものの。
何かを始めるには計画が必要になる。計画は作ったものの、Aの計画が良いのか、Bの計画が良いのか、本当のところは誰にも判らないものだ。
そしてまた、その計画が正しかったのかどうかも実際に結果が出るまで本当の評価なんて出来る筈もない。
だから、どんな入念な計画を立てても最後まで不安は付いて来る。しかし、しかし、そんな不安や迷いも含めて、最後に決心させてくれるのは「アニマルスピリット」なのだ。
経済学の中でも出てくる頻繁に出てくる「アニマルスピリット」。昔、大学のケインズか何かの講座で積極的な行動はアニマルスピリットに寄るものだと聞いた時に、論理的に纏められた行動科学の中で、最後は気合いかよ!と眠りながら突っ込みを入れていたものだ。
確かに、人間は動物の進化系なので、本能的に得体の知れないものが、前に突然現れたら逃げる。結果、それが熊のヌイグルミを被ったオッサンであっても、メチャクチャ可愛らしい女性が被った熊であっても。
つまり、動物も同じでキツネも空に鷲を見たら穴倉に隠れるし、それが飛行機だったとしても隠れるという習性がある様に、不確実性の高いものに対して、結果はどうでも一貫した行動を取る方が安全だと言う事になるのだそうだ。
まぁ~何やかんやと御託を並べているのだが、僕は、今まで無理だと思っても、それに対して何とかしようと足掻いている瞬間が一番楽しいし、一番好きな時間でもある。