設計図
山形からのサクランボを頂きました。感謝、感激です。いつも本当にありがとうございます。やっぱり本物は違います。僕は、いつもアメリカンチェリーばかりですので。
さてさて、今回は、仕事を始める前に、いかにプロセスが大切であるかという話です。
実際に、商売において、最も難しいのは、自店の勝ちパターンを設定するところです。
これが決まれば、あとはツールを駆使して集客を上げていけば良い。
これが判らなければ、集客を上げても単価が恐ろしく下落し、奈落の底に嵌ってしまいます。
こういう逸話があります。
AさんとBさんの2人に王様が、同じ広さの土地を与えて「街を早急に建設しなさい」と伝えました。ところが、2人共、街を建設したことなんて一度もありません。
2人とも途方に暮れるのですが、そのうちAさんは、悩んでいても仕方ないので、土地の真ん中に家を一軒建てました。前に道を作り、水を引いて、取り敢えずの形を造り出すのに精一杯な事に対して、Bさんは、一向に動こうとしません。
この仕事には、期限が決まっているので、Aさんは、今も必死に不安に駆られながら取り組んでいます。
しかし、実はBさんは、その間に、仕事を全体的に体系化していて、手順を整え、あらゆる可能性のイメージを練り上げていたのです。そしてそれが固まった時点で一気に始めたのです。
不安で一杯で、Bさんの事が気になって仕方ないAさんと、手順通りに着々を進めているBさんとでは、勝負合ったも同然です。
途中でミスしても、Aさんは戸惑い、修正に時間を要しても、Bさんは設計図が出来ているので、直ぐに修正が出来る様になっています。
こんな不況の時代に勝てる設計図を持っているメガネ店や宝飾店は、少ないかも知れませんが、本当の近道は、設計図を作るところにあるのだと思いませんか?