自分にとっての中心
日本で最古のショッピングセンターは、玉川高島屋だと本で読んだ。
ドリフターズが「8時だョ!全員集合」を放映し出した時、つまり日本が、やる気と活力に漲り軌道に乗り出した時になる。
タツノオトシゴの扉の取っ手に驚きグランパティオには季節の植栽が並び、屋上には庭園が広がる。戦後に東急が、この地に二子玉川園(遊園地)を造り田園都市線を開通させた折、緑に溢れた街というコンセプトをしっかりとショッピングセンターの中に継承しているのだ。
コンセプトは、ミッションから表現される。ミッションを確立すれば子供が出来る。それがコミッション・・・・・・・誰が言ったか座布団全部取られるレベルのシャレだが、ミッションは大切である。
ミッションとは、自分にとっての中心を知ることである。
そしてそれをハッキリと示し、固執して信じきること。
社員は、あなたが何を大切にしているのかを知り、その価値観に共感していくものなのだから。
以前に商売はサーフインに乗ってるみたいなものと、ある社長が言っていた。
確かにその通りだと思う。自分の意志で海に入らないとサーフインは出来ないが、一旦、海に入れば波は次から次へと押し寄せてくる。サーフボードの上で待機しながら、乗り切る意志と覚悟を持って障壁という波やチャンスという波に対して、次こそは、波に乗ってやろうと思いチャレンジしていくのである。
そして、その中で波に乗れるもの、乗れないものが出てくる。でも、どんな波にでも乗れば良いと言うものでもない。しっかりとした波に乗れるものは、どんな波を待っているのかを自分の中でキッチリと想定出来ているものだけなのだから。