何の為に
大手宝飾ボランタリーチェーンにおける全国ブロック会巡りも本日が最後でした。
東日本(東京)、中日本(有馬)、西日本(下関)とそれぞれ4時間ぐらいの講演を行い、それぞれ非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
その講演の中で「何の為に!僕らは宝石を販売しているのだろう」「何の為に催事をするのだろう」「何の為にネットでなく人を交わしての商売をしているのだろう」「何の為にブライダルリングが存在しているのだろう」という言葉が投げかけてみました。
この質問は、僕が密かに憧れている中村文昭さんの問いかけです。
中村さんは、広島でブライダル式場のプロデュースをされておられます。
そこで他の式場では「うちのコースは、こんなのが付きます」とか「この価格で出来ます」とかの話題が多い中、中村さんは少し異なり「何の為に披露宴をするのでしょうか?」という事からお客様に問いかけ、その意味を説明されるそうです。「披露宴には、お二人が今まで最もお世話になった大切な方、そしてこれからもお世話になりながらもしっかりと見守って頂きたい方を招きます。そこで貴方達は、彼らに応援してあげたい。見守ってあげたいと思われる様な披露宴を作る事が恩返しにもなるのです。そういう披露宴が、出来たら最高ですね。それを一緒に作って行きましょう」という様なスタンスから説明をするのだそうです。(上手に言えませんが・・・)
「何の為に」これを明確に答えられた時、それは物語となり、受け手にも伝わり易くなるのかも知れません。
あなたは、何の為に働いているのですか?
それは家のローンがあるから?
周りの体裁があるから?
子供の教育費がかかるから?
お金の為だけでしょうか?
その言葉を聞いた時、その商売に誰が夢を描けるのでしょう。お客様は、それに共感するでしょうか?