思いやりの心
全国には、約8000人近くの視覚に障害のある方々がいらっしゃいます。
そしてそのほとんどの方は盲導犬を希望されています。
しかし、これに対し、街で活躍している盲導犬の数は、1000頭ぐらいですので。ニーズを満たすには、かなり難しいことかも知れません。
確かに盲導犬を一頭育てる為の費用は、ざっと270万円も掛かりますので、誰がお金を負担するかという問題が発生します。当然、盲導犬が必要な方が負担するのでなく、盲導犬協会が無償で貸与されているのですが、その財源は国からの税金等の援助でなく8割以上寄付で成り立っているのです。
だから、私達のメガネ店や宝石店の支援先で盲導犬協会の募金活動に協力しているお店は、売上の中から寄付している事からも売上が落ちると募金も少なくなってしまうので頑張って売上を作らなければなりません。
某宝石メーカーはピンクリボンに力を入れています。ピンクリボンとは、8人に1人の女性が乳がんを患うというアメリカで、80年代から盛んになった乳がんの早期発見を啓発する運動です。乳がんは、日本人女性の中でも20人に1人以上がかかるといわれ、近年罹患する方は若い女性にも増えて来ており、大事な家族、パートナーと一緒に乳がんから、愛する人を守っていこうとする男性にとっても大切な事なのです。
これらは、別にキャンペーンだから同情して買って欲しいと思っているものではありません。
少しでも何か力になれることがあればという社会貢献の一つですが、そういう部分が、社内、社外とも凄く求められる時代になってきそうな気がします。
ze=”2″>別に、これらの運動に参加しなくても朝、早く起きて店前を清掃しても良い。
掃除をしたからと言って、売上が上がる訳ではありませんが、ゴミが落ちていると拾う癖は自ずと出てきます。それが結果、自店の清掃にも繋がったりしてきます。
お客様を大切にする心を養おうと、いくら経営者が口をすっぱく言ったとしても、周りに伝わらないなら、仕組みとして取り入れることも手段の一つです。掃除力や思いやりの心を持った暖かいお店になれる大きな成長の階段として存在しているものかも知れませんね。