常識破りから流れを作る
「おおきに~また来てや~」京都では、普通に交わされる挨拶であった。
この「おおきに~」って何やねん???京都以外で、あまり聞かない方言だ。
通常、「ありがとう」の言葉として理解していたが、改まって考えてみると京都で生まれ京都で育った人間でありながら、意味も判らず使っていた。
京都は、何と言っても1000年もの間、都が存在していた伝統と文化の象徴だと、は聞かされていたが、それと「おおきに」が関係しているのか?
意味は、本によると
●お互いに
●思いやって
●気配りして
●にっこりと
であるらしい。う~ん。誰が考えたのか判らないが、相変わらず押し付けがましい気がする。
今日は和歌山の端、新宮にお伺いした。
新大阪から電車で4時間。朝9時の特急で着くのは13時である。帰りは、最終の17時58分を逃すと、新大阪に着けないので厳守。食事を入れると実質、コンサルティングは3時間ぐらいで終えなければならない訳である。
ジャスコに入っている宝飾・時計のお店だが、ここ4ヶ月ぐらい昨年対比を伸ばしてきている。ついこの間も店頭で真珠フェアをされたのだが、チラシも打たず、電話集客もせずハガキだけで実績が出来ていた。それからというもの、真珠を見に来る客層も増え、後売りでも売れている。
通常、8月の暑い時期に真珠が売れるとは思っても見なかったと、社長は言うが、
年配のご夫婦だ。緊張が走る。こちら以上に顧客もどことなしか緊張している感じもする。そうなのだ。顧客は、こちらが緊張している以上に緊張しているものなのだ。だから販売スタッフは、緊張感を出しては行けない。緊張している段階では、決してものは動かないものだからだ。
対応した販売スタッフは、もとホテルマンで見ただけで顧客をチェック出来る。
服装もそうだが、靴、小物、そして匂い。
本人曰く、以前、新規の顧客と予算の話を詰めているとき、自分の言った限界価格が、お客様が本日財布に入っていた金額が全く同じだったという、それを聞いた顧客はビックリして全額出して買って行ったという。その金額26万円。
そういうスタッフだから任せて安心。
顔も年齢も判らない事前の段階で、僕に「このロレックスだと思います。あとダイヤと合わせて100万円ぐらいでしょうね」と伝えていた。
結果、見事、そのロレックスになり、ダイヤと合わせて、100万円ぐらいだった。
満面の笑みを浮かべ、退店される、その、ご夫婦を見送り、やっぱり商売とは良いものだ
なぁ~ト感じながら帰路に着く。