慣れ
やっと大阪に戻って参りました。気が付けば5月も中旬ですね。ゴールデンウィークだとニュースで見ていたのが、つい昨日の様です。
今日はIJK(神戸国際宝飾展)で講演しました。最終日のオーラスで締めのセミナーだったのですが、雨の降りつく土曜日の16時からの講演にも関らず、多くのお客様に来て頂いた事に感謝します。
しかし、話していて思うのですが、宝飾店というのは、本当に常識外的な企画をメチャクチャしています。おそらく物販の中では、呉服、宝飾向け催事を超えるものはありませんね。
マグロを解体して、その場でそれを食べてもらったり、店内でたこ焼きやお好み焼きを焼いたり、メーカーさんのカバン開きと言いながら全品原価割れというコーナーを作っていたり、購買された金額分をそのまま商品券でキャッシュバックしたり、オーラソーマや占いを入れたり、何百万も掛けて芸能人を呼んだり・・・・・どこで利益を取るのだと普通考えると、おかしな事ばかりです。
今日もIJKの講演の後、IJKのブースの中には、原価割れコーナーを作っているメーカーさんがいて、そこに群がる人を横目に知り合いの宝飾店展示会に寄りましたが、やはり、そこにも様々なメーカーさんの宝石ブースが並んでおり、お客様が店内で焼かれた、たこ焼きを食べながら商談をしていて、その横には芸能人の俳優さんが立っていました。はっきり言って異様です。でも、それで何千万円も売上を1日で作っている・・・・・・通常の発想だと判らないですよね。
でも、もっと怖ろしいのは、それを見て異様だと思えない自分自身の慣れなのかもしれません。