もっとお客様と真剣に向き合って下さい
僕は、月に最低5回は、東京のAホテルに宿泊しており、それを5年間続けています。でも、一度としてフロントで名前を聞かれなかったことはありません。きっと、名前を覚える気がないのでしょう。
「良い感じで仕上がりますよ。楽しみにしていて下さいね」と言われ、指定された日にメガネを取りに行きました。しかし、当日、担当は休んでおり、事務的に別の販売スタッフからメガネを渡されました。
ある、焼肉屋さんで、連れがカードで支払いしました。僕は割り勘にしたかったので、両替をお願いしたら、銀行が閉まっているので無理ですと平然と応えられた。
ある家電屋さんで、IPODを新しく購買しようとしたら、必要でないものまで、ドンドンと薦めて来られました。おまけに、その商品の伝票に自分の名前を書いて、これをレジまで持って行く様に言われたので、レジまでに破ってゴミ箱に捨てました。どんな状態でも「コイツから買いたくない!」という気になります。
某アパレル店で、販売員が、あるジャケットを薦めてきました。苦手な色だったので、その旨を伝えて、他のシャツを買いました。後日、同じ店でまた洋服を見ていると、例の販売員が、前回、苦手だと言ったジャケットをまたまた薦めてきました。二度と行かなくなりました。
ある宝石店で何十回と購買されているお客様が、店頭に電池交換に来店されました。
輸入品というだけで販売員は、「うちでは無理です」と即答しました。
そのお客様は、あれから一度として姿を見せていません。
どんなに理念を掲げても、現場は、こんな事を毎回毎回、繰り返しているのかも知れません。
その状況を経営者は、把握しておかなければ、どんなに理想を掲げても、実績は落ちて行くばかり。
もっと、お客様と真剣に向き合って下さい。