材料集めから

2009年3月9日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

通常、私達が何か新しいことを始めようとすると、それは空っぽの冷蔵庫の様なものです。
新人で宝石店に入社したばかりの社員さんも、いきなり店頭で宝石や時計を販売しなさいと言われても情報がなければどうすることも出来ません。
冷蔵庫の中が空っぽなのですから、そこに大根や人参、椎茸、マヨネーズ？とかの情報をドンドン詰め込んでいきます。そして、それらが一通り揃った段階で、集めた材料をもとに何を作れるのか、また何を作りたいのかが、初めて見えてくるもので、最初から材料がなければ、何かが見えてくるはずもないのです。

次に何度も材料をもとに料理を重ねると、何を先にしておけば、次に進み易いかという、仕込みが見えてきます。先にジャガイモの芽を取って煮込んでいる間に、その間に別の野菜を炒めておいたり、牛肉を出汁に付けておくという様な段取りですね。これが効率です。

この、最初の材料集めを怠り、料理のレシピを求める人は、今まで見てきて、結局大成されませんでした。
本当に、しっかりとその会社で成功したいのであれば、その会社で働こうと決めたのであれば、
本気で材料集めに育んで下さいと、今日は朝からご支援先の新米の皆さんに熱弁してました。