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街に残すこと

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「この先、人に無理だと言われたとしても決して諦めるな!それがパパだとしてもだ。人は自分が出来ないものだから、人も出来ないと思っているだけだからね」
「幸せの力」という映画の中でウイルスミスが息子に言ったセリフですが、凄く共感してしまいました。まあ~世の中、出来ない理由を挙げると山ほどあるので、それでほとんどの人が諦めてしまう
のだと思いますが、決して諦めない信念が、不可能を可能にするのでしょうね。

話は変わりますが
伊勢の名物、赤福餅が、V字回復をしているという報告を受けました。
普通、賞味期限の偽装が発覚した段階で食品会社としては致命的であり、通常、倒産してもおかしくないにも関わらず、伊勢が強烈なバックアップを行うことによって短期間で実績を上げてきました。
300年前の宝永四年(1707年)に立ち上がり。おかげ横丁を伊勢に作り上げて来た赤福餅を伊勢市が、赤福を絶対に守りぬかなければならないという決して諦めない固い決意の賜物でしょう。

赤福餅は、お餅の上にアンコをのせた餅菓子で、形は伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどり、餡につけた三筋の形は清流、白いお餅は川底の小石を表しているのだそうです。

また皆さんも、昔、太郎侍という変な侍をイメージしたマンガのキャラクターがCMに登場し
「伊勢~の名物・赤福餅はええじゃないか」のCMソングを必殺仕事人の藤田まことが歌っていたことでも有名になりましたが、あのアンコロ餅を伊勢にとってなくてはならない段階にまで持ち上げた赤福の老舗力には、ただ感心するばかりです。

そして本店とキヨスク等の支店とでは、なんとヘラが違います。
通常、衛生の問題でプラスティックのヘラが入っているのですが、本店のヘラは竹で出来ています。つまり、本店で買ったものかどうかが判る様になっているのです。一種の本店ステータスですね。

同じ様に北海道帯広の白い恋人も同じですが、有事の際、最終的に支えてくれるのは、地元を大切してきた会社だけですね。
その地域になくてはならない存在になる。そしてその為に自分達が、何をしていかなければならないのかを私達も問われている様な気がします。
あなたは、あなたの街に何を残したいのですか?


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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