最高の顧客満足とは
ある宝石店での話です。
超固定客(信者客)が先日、来店されました。その時、ふと指を見ると、そこには明らかに自店では、販売していないリングが・・・・・・・その時、あなたはどう感じますか?
通常、一般客なら、普通に流せるかも知れませんが、そのお客様は自分にとっては、大切に大切にして来たお客様です。「まさか自店以外のお店で、しかも私以外の販売員さんからリングを購買されるなんて!許せない!」と顔面蒼白になってしまうかも知れませんね。
でも考えてみて下さい。
あなたが料理店を営んでいるとします。自慢は、新鮮なネタを提供するお寿司で、酢飯にもこだわりがあったとしても、メニューの中にある蕎麦には自信がありません。蕎麦なら一流の手打ち蕎麦屋さんで食べた方が顧客満足は大きいと判っていても、自店で蕎麦を大切なお客様に、どうしても食べて貰わなければならないのでしょうか?
これは美容院でも同じで、あなたがカットやスタイリングが出来ても、カラーには自信がない。でも、お客様は、カラーをどうしてもあなたから提供されなかったとしたら、それは裏切りでしょうか?
別に、お客様は、あなたを裏切ろうと思っている訳ではなく、悪気は全くないのです。それを勝手に憶測してしまって、関係がギクシャクしてしまったり、技術もないのに提供して、信頼を失ったりしてしまう方が怖いと思いませんか?
つまり、これからは、自店で出来る範囲が明確で、そこに関しては、最低商圏内で1番(技術や商品構成、接客技術、サービス等々)でないと最高の顧客満足を自信持って提供出来ませんが、
同様に、周りのお店とタイアップして、最高の顧客満足を別の分野で提供出来る事も検討して行く。これが、本来、自店で全ての商品、全ての技術を持つなんて不可能なのですから、あなたを信頼して来店して頂けるお客様に対して提供出来うる最高のおもてなしの様な気がするのですが、皆さんは、どう思われますか?