宝飾は今こそ原点回帰
15年から20年前の宝石店で巻かれていたチラシを久しぶりに眺めて見ました。
2.5カラットのダイヤモンドリングが93万円、プラチナで中石がルビーでダイヤが取り巻いているリングが9800円、そして19800円のコーナーには、今では考えられない様な宝石が所狭しと
ビッシリ埋まっていました。このチラシを今の時代に打てるお店がいれば、一気に人が押しかけるj事は間違いありません。
これだけ見ると、今のチラシに掲載されている商品は、1万円なら1万円と判る様な商品ばかりですので、面白みも何もなく集客が弱いのも判る様な気がします。
そこには驚きがなく、わざわざ行ってまで買いたいと思えない常識の範囲内ですから。
しかも、当時、購買されていたお客様は、この基準が記憶に残っているので、10金やシルバー、ステンレスとライトジュエリーは素材を変えて誤魔化していますが、今は明らかに宝石が高くなってしまっているのです。
このまま行くと、今の10代、20代、30代、40代の女性は、宝石を知ることもなく、興味がなくなり付けなくなりそうです。
一つの時代の終焉がブライダルや一部の真珠の様な必要購買だけで終わる様な気もします。
そうなると、世の中の宝石店の3分の1は、最低なくなるのかも知れません。
しかし、しかし、こればかりは、避けなければなりません。
時代の終わりには、必ず次の時代の頭が生れてきているものですので、そのヒントが原点回帰にある様な気がします。
業界を挙げて、一人でも多くの女性が宝石を付けたくなるには、どうすれば良いのか!
もう後には引けません。それを信じて前に進むのみです。