メーカーの発想、小売店の発想
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この記事を書いている人 - WRITER -
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。
我々、小売店は消費者に最も近い立場にいる。その為、常に視点を様々な角度で見る癖付けをしておかなければなりません。
しかし、メーカーは、こんな時代になっても既存事業の枠の中で発想して来ます。
例えば、メガネフレームメーカーだと、こだわったメガネフレームのデザインや機能を考え出しますが、メガネに合わせたグラスチェーンやクリップオンサングラスの様な発想は持っていません。宝石も作りやデザインにこだわったものを提案してきても、髪飾りや携帯ストラップは、アクセサリー屋さんが、するものだと興味を持ちません。虫除け剤のスキンガードが、優れたかゆみ止め薬ばかりメーカーが考えていた中で、虫除けという発想を用いて成功し、ニンテンドーのWiiのゲーム機が、グラフイックの鮮やかさばかりに固執していたプレイステーションとは違う発想で、身体を使ったゲームを体感するという要素を組み入れてヒットしたことからも、狭い枠だけに捉われず、消費者の視点に立った新たな発想を加えていかなければ成功しない時代になってきているのです。
最初に申し上げた様に、小売店が一番、消費者に近く、最もニーズを掴める位置にいる以上、もっとお客様の生活行動や気持ちの段階に関心を持たなければならないものだと思います。
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。