名簿を作るとは
一式5万円以上のメガネを購買されたお客様にDMを出しますと、当然、来店された折には、5万円ぐらいのメガネが売れる可能性があり、一式2万円程度のお客様だと、大部分は、2万円程度のメガネがDM上で売れていきます。
当たり前の事なのですが、これがDMで売上を見込む最も大切な要因です。
レンズモニターキャンペーンにしろ、ディスカウントセールにしろ、出す対象によって、掲載する商品を吟味することは、必要であることを前回のブログの中で説明しましたが、
この部分のすみ分けが出来ていなければ、半額市や90%~30%OFF等等の粗利を削ってでも客数を取って売上を作るしかないセールになるのです。
これが判れば、スリープライスショップや均一ショップが、活性化し続けることは非常に難しい事もおのずと見えてきます。
メガネという業態は、基本、単価を取れる部分があって、初めて中小商圏においても成り立つものである為、低単価だけのスタイルで客数を増加し続けていく事は、どうしても限界があります。
私達が目指しているのは、スリープライスショップではありませんし、均一ショップでもありません。
一店一店、お客様に満足して頂き、どんな時代になっても永続出来る強い専門店を作ることです。
つまり、それをして行くには日頃から、DMを出せる名簿(ある程度、単価を見込める)を作る努力をしなければ、チラシや低単価の確率しか見込めないDMを打ち続けなければならないのです。
しかし、誤解しないで下さい。何も自店で展開している低単価セットのお客様をないがしろにしろと言っている訳ではありません。それらを購買するお客様の層の方が圧倒的に多いから、そこで勘違いしてしまうと取り返しが付かないのも事実としてあります。
ただ、安くすること、また安いものを薦めることだけが、お客様が喜ぶことである様に、販売員が錯覚してしまっている傾向があるので、少し喝を入れさせて頂きました。