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情報という価値

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「情報」はモノを販売する上で大きな付加価値を生むことは、誰もが理解していることだと思います。
例えば宝石でも、デザイナーさんが作った商品の催事等を結構、専門店で行ったりすると思いますが、実際のところデザイナーさんがパターンだけを作って、それをアシスタントのスタッフがデザインを起こすという工程で仕上がっているものです。(そうでない商品もあるかも知れませんが)そして出来上がった商品は、何のことはない花をモチーフにしていたり、蝶が飛んでいたりするだけで工賃だけ計算すると5万円でも高いと思える商品であってもデザイナーの付加価値で30万円にも跳ね上がってしまうものもあります。

つまり、ここで言う付加価値はデザイナーという「情報」であって、それが大きな価値を生んでいるのです。

私自身、新潟で大変お世話になっているご支援先があるのですが、お伺いする時には、いつも一軒の料理屋さんで社長にご馳走になっています。
その料理屋さんは、非常に楽しみで今まで一度として同じ料理が出てきたこともなく、毎回、驚くほど、美味しく頂いています。

前回も、その料理屋さんで出てきた魚に驚きました。その魚は「八角」といって、「北のフグ」とも言われるほどの高級魚で北海道でしかとれない魚です。それが1人一匹出てきて、しっかりと食べ方も説明してくれるのです。その後、たまたま読んだ「華麗なる食卓」という漫画の中で、「八角」が出てきて詳しく知ったのですが、本当になかなか食べられない幻の魚です。それ以外のお肉一つにしても「こちらは、山形(米沢牛)の高橋さんが飼料から自社製造されたものです」とこだわりが、一つ一つ伝えられて出して頂けるのです。

そしてサクランボもサトウニシキ、マンゴーも宮崎産と、全て語れる情報という付加価値を添えられる徹底さで、美味しさも相当なものになります。

商売とは、そういうもので、見たら判る様な「これはアジの開きです」「これは、冷やしトマトです」という情報では、興味や好奇心という気持ちの高揚が出てきませんよね。
私達は、販売のプロである以上、眼鏡であっても宝石であっても、お客様が、知りえない情報をお伝えすることが出来て初めて商品を伝えられるものだと思われませんか?


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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