マニュアル
本日、あるメガネ店で人事評価制度と給与体系の説明をマネージャークラス40名以上の中で発表しました。お付き合いして2年になりますが、まずは「マニュアル」を作成し、そしてマニュアルに則った「教育」を実施し、そしていよいよ最後の「評価」と「報酬」の仕組みづくりとなります。
その中で、特に最初の「マニュアル」が重要なポイントだと思っています。
そうは言ってもマニュアルの作成を「メガネはマニュアル程度で販売できるものではない」と意味がない様に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、私は、ある一定レベルにまでなると逆に必要だと思っています。
何故ならマニュアルを見たら、その会社のレベルが連動していると言えるからです。
このメガネ店にいれば、売れる力がある人の行動原理やパターンは、どうしているのか?どうしたら、報酬を手に入れることが出来るのか等々も含めて、どれだけの技術を身に付けられ、接客の流れを空論ではなく、より実践的な部分として全体像が見えてくるものです。
車の免許を取る時も教本というものが存在し、武道にしても型があります。またパソコンのソフトを覚える時も使い方マニュアルがあり、洗濯機一つを見ても取り扱い説明書が付いてきます。
中には教本もソフトのマニュアルも見ないという人もいるかも知れませんが、明らかに実践に移る前にマニュアルで全体の背景を理解しておいた方が上達は早いことは間違いありませんし、我流では、ある程度で上達が止まってしまう傾向が高いからです。
つまり、企業も同じで、メガネというものを通して、どういうことが自店の仕事を行う上で必要なレベルであるのかを示した指針という道しるべがマニュアルであり、それを基に教育や評価を連動していかなければ、考え方と行動がバラバラになって、いつまでたっても会社の特性が出来上がって来ない為、形にしなければならないのです。