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提案の醍醐味

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

ランボルギーニやフェラーリを買うのは、移動するために皆さん買っているのでしょうか?
フランクミューラーやパティック、ランゲ&ゾーネ等々の時計を買っている方々は、時間を見る為に買っているのでしょうか?
ヴィトンやエルメス、シャネルのバッグを買っている人は、お弁当や化粧道具を詰めたい為に手に入れているのでしょうか?
違いますよね。やっぱり、そこには自己顕示欲という気分を高揚させるツールとしての価値があるから高いお金を払って購買しているのですよね。
つまり、お客様は機能で購買していないのであれば、機能を超えたものを望んでいるのであって、接客でそれを伝えられなければ良い商品は売れないでしょう。

メガネも同じです。視力の補正という機能だけを求めるのであれば、今の時代、2万円も出せば、大体は満たすこと(プリズム等も加味出来ていないお店も多いですが)が出来るでしょう。
しかし、それ以上の何かを伝えきれるかどうかをお客様は専門店の接客に求めているのです。

たしかに予算が先走り、セットのお客様に提案もしきれないのかも知れませんが、メガネの場合、絶対に掛けてみなければ買われません。陳列されているフレームのデザインを見ているだけでは、自分に似合うかどうかが判らないのです。判らないということは欲しくならないということです。
メガネの販売員は、宝石の販売員と比較しても、提案が弱い傾向があります。宝石の様に特に必要でない商品を買って貰う為には、試しに付けて貰うまで一苦労ですが、メガネは必要でなければ見にも来ませんので、必要な人が来ているという甘えが、そこにある様に感じます。
セットのお客様でも勝手に判断するのでなく、ドンドン色んなフレームを提案して下さい。そして気分を高揚させて上げてください。そこに本当の専門店としての提案における醍醐味があるのですから。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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